1887年にドイツの物理学会誌(Wiedemann's Annalen)に掲載された
 ハインリッヒ・ヘルツ(Heinrich Hertz)の論文「非常に速い電気的振動について」
 (電磁波発見に関する最初の論文)について解説します。
 30歳の若きヘルツが、1864年にJ.C.マクスウェルによって予言された電磁波の存在を
 いかにして発見したのか、ヘルツによって編纂され電磁波発見の経緯が示された論文集
 「Electric Waves」をもとに解説します。
 論文「非常に速い電気的振動について」に記述された内容は、当時、物理学者としての
 地位を確立しつつあったヘルツが事実を一つ一つ積み上げていく経緯を明らかにしています。
 現在のスマートフォンをはじめとし、無線通信技術で必須となるアンテナ・電波伝搬の
 基礎が凝縮された実験をヘルツは行っています。
 わずか36歳で逝去した若き天才、ヘルツが行った物理学者としての考え方、
 事実の把握の仕方を学びます。
 本講座では、電磁波発見の原著論文(抜粋)ほかを配付し、それを参照しながら解説致します。

詳細

 →講義のストーリー

講師

金沢工業大学 工学部 電気電子工学科 教授  野口 啓介

日程

2018年9月29日(土) 13:00~16:00
  12:00~ 受付開始
  13:00~ 原著から学ぶ科学技術の本質について  (金沢工業大学 学長 大澤 敏)
  13:15~ 「電波を認識する」実験
  13:50~ 講義・質疑応答
  15:25~ 工学の曙文庫(貴重資料室)見学

会場

金沢工業大学 チャレンジラボ(26号館)、電波暗室(32号館)、ライブラリーセンター貴重資料室
 →アクセス方法
 →キャンパスマップ

対象

科学に興味のある方

定員

30名(先着)

参加費

税込 5,400円
  下記口座へ振込にてお願いいたします。(振込手数料はご負担ください)
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  みずほ銀行 金沢支店 普通 1104266
  ガク) カナザワコウギョウダイガク
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  ※振込名義人欄に ”CLAB”とお書き添えください。(例:コウダイ タロウ CLAB)

申込方法

申込みフォーム】からお申込みください。
  --- 〆切は、9月21日(金)です。
  --- お申込後のキャンセルは、9月27日(木)までにご連絡ください。

お問い合わせ

本講座に関するお問合せは、下記までお気軽にどうぞ。

金沢工業大学 チャレンジラボ運営室
(〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1)
TEL:076-294-6734(平日9:00~17:00、土曜9:00~13:00)
FAX:076-294-6736
Mail:challengelab◆mlist.kanazawa-it.ac.jp(◆を@[半角]にしてください)