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虎ノ門大学院ブログ
2018年03月28日

約180名が参加!「モバイル・ストリーミング時代に於けるスポーツマーケティングの新時代 - eスポーツの急成長 - 」を開催しました。

2018年3月5日(月)、虎ノ門キャンパス13Fにて、KITコンテンツ&テクノロジー融合研究所主催「モバイル・ストリーミング時代に於けるスポーツマーケティングの新時代 - eスポーツの急成長 -」セミナーを開催。メディア・スポーツ業界の方々を中心に約180名にご参加いただきました。eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略で、複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ・競技として捉える際の名称です。

いま2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、スポーツビジネスの急速な成長に大きな注目が集まっています。今回のセミナーでは、世界最大のスポーツマーケティング企業であるIMG上席副社長のピーター・スミス氏、MLBアジアパシフィック ヴァイスプレジデントのジム・スモール氏をはじめ、スポーツビジネスおよびeスポーツの専門家2名をお招きし、スポーツマーケティングの現況と今後のビジネストレンドについて、参加者と闊達な議論を行いました。

セミナー冒頭、KITの北谷賢司教授(AEGアジア担当EVP 兼 日本代表)から、国際スポーツビジネスの最新トレンドについて解説がありました。「今後のスポーツビジネスのトレンドとして、ライブ視聴とSNSとの連動が不可欠である」とし、スマートスタジアム等の最新事例を紹介しました。さらにeスポーツについては「ブロックチェーンと仮想通貨により巨大ビジネスへ成長するだろう」との見解を示し、オープニングレクチャーを飾りました。

続いて、スポーツウェアのアンダーアーマーを日本で展開する㈱ドーム取締役の三沢英生氏には、「成熟国家におけるスポーツの価値~スポーツを通じて社会を豊かにする~」をテーマにご講演いただきました。東京大学アメリカンフットボール部監督でもある三沢氏は、日本と欧米のスポーツ産業を比較し、スポーツはロイヤリティを産業化させるマシーンであり、学校スポーツに改革が必要であるとの考えから、NCAA(全米大学体育協会)や日本国内で最先端の取組みを行う筑波大学の事例を紹介しました。さらに、「スポーツで培った精神力・輝き、及び学力を兼ね備えた学生を社会に排出していくことが、経済の成長にも繋がっていく」と、力強いプレゼンがありました。


※登壇者5名、左から北谷賢司教授、三沢英生氏、ピーター・スミス氏、ジム・スモール氏、神名秀紀氏


今回のキーノートスピーカーの一人であるピーター・スミス氏(IMG 上席副社長)からは、「どのスポーツの視聴者も平均年齢が上がってきており、スポーツ業界にとっては若い世代の獲得が重要となっている」との鋭い指摘がありました。若い世代は、従来の地上波TV放送ではなくネットを利用して視聴することも多く、最近では、Amazon、Hulu、Netflixなどが放映権を取得するケースも出てきており、日本でもDAZNがJリーグの放映権を独占取得するという、従来では考えられなかったことが起きています。「2021年には大きなスポーツ放映権の多くが切替の時期を迎えるが、放映権を持つスポーツリーグ側がどのような戦略で放映権を販売していくのか、大変重要な局面を迎えている」と、スピーチを締めくくりました。

続いて、ジム・スモール氏(MLB アジアパシフィック ヴァイスプレジデント)からは、「MLBにおけるスポーツマーケティングの重要なポイントは2つあり、1つはファンが好きな時間に自由に試合を見られるようにする事、もう1つがファンと密接な関係を構築する事」とし、その実現に向けた最新テクノロジーを用いた具体的な取組み事例について紹介ありました。スポーツファンは球速や回転数、さらには打球角度や走塁速度など細かなデータを好むため、これらのデータをリアルタイムに提供し、ファンとの強固な関係構築を実現しています。また、2002年にMLBはいち早くライブストリーミングサービスの開発に着手し、「現在では会員数が数千万人に上っており、この会員数の増加と比例して、実際にスタジアムへ足を運ぶ来場者数も伸びている」との話がありました。

最後に、オンラインゲームやオンラインカジノなどユニークなゲーム開発で知られる㈱サクラゲート代表取締役の神名秀紀氏には、「eスポーツの成長」をテーマにご講演いただきました。近年注目を集めているeスポーツの現状について、主な競技ゲーム(Dota 2、League of Legends、ストリートファイター、グランツーリスモ)をはじめ、現在の競技人口など、多くの事例を交えて紹介がなされました。「特にアジア圏を中心に韓国や台湾などでは、プロのeスポーツ選手も存在し、有名な選手となると年間数億円を稼ぐ選手もいる」との話がありました。2018年2月には日本初の統一団体となる日本eスポーツ連合が発足し、競技人口も年々増加しており、大きな大会では数万人の観客を動員してeスポーツが開催されるなど、新たなスポーツビジネスの到来を目の当たりにするプレゼンとなりました。


※会場からの質問も受けつけたパネルディスカッションと質疑応答セッション


質疑応答セッションでは、来場したテレビ局関係者や、配信プラットフォーム会社の幹部社員より、日本のスポーツビジネスへの懸念点や、マーケティング手法に関する意見や質問があり、予定の時間をオーバーして闊達な意見交換が行われました。今後も、第一線で活躍中の実務家をスピーカーにお招きし、メディア&エンタテインメント業界の最新動向や現状課題について、随時情報発信していく予定です。

4月25日(水)には、科学イラストレーターとして国際的に著名な日本大学藝術学部長の木村政司氏と、モダンアートとIT融合の先駆者であるソニー・デジタルエンタテインメント・サービス創業社長の福田淳氏をお迎えし「芸術と技術融合の新時代」をテーマにセミナーを開催します。ご期待ください!

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