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近距離通信「ボディエリアネットワーク」に関する研究が評価。
情報工学科4年荻原拓也さんと小島聖哉さんが優秀デモンストレーション賞受賞。
情報処理学会DPSワークショップ2017で。

2017年10月16日UP

受賞した荻原さん(左)と小島さん(右) 




金沢工業大学工学部情報工学科4年、中沢 実研究室所属の荻原拓也さんと小島聖哉さんが、平成29年10月12日に北海道北見市で開催された情報処理学会主催、第25回マルチメディア通信と分散処理ワークショップにて優秀デモンストレーション賞を受賞しました。

荻原さん・小島さんのデモンストレーションは、ボディエリアネットワークと呼ばれる、体表面や体内を主なエリアとする近距離通信に関するもので、その萌芽性が評価され、受賞となりました


【優秀プレゼンテーション賞について】
情報処理学会マルチメディア通信と分散処理 (DPS) 研究会では、高速通信、分散コンピューティング、マルチメディア情報通信、知的通信、プロトコル、分散協調などの研究分野で活発な研究発表が行なわれています。これらの研究について、通常の研究会ではできない深い議論を行なうため、1993年より合宿形式で開催されているのが「マルチメディア通信と分散処理ワークショップ」です。

ワークショップ開催中で行われたデモンストレーションに対して、萌芽性や完成度の観点で評価し、優秀であると判断された発表に対して優秀プレゼンテーション賞を贈呈しています。

今回、優秀デモンストレーション賞を受賞したのは、金沢工業大学と大阪大学、奈良先端科学技術大学院大学の3大学の学生でした。



【荻原さん・小島さんの研究】
ボディエリアネットワーク(BAN: Body area network)とは、「体の表面、中およびそのごく近辺に配置されている小型端末を無線通信で結ぶことによって構築される無線ネットワークのこと」です。(国立研究開発法人情報通信研究機構NICT NEWShttp://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/1107/01.htmlより引用)


従来の研究では、電界方式、電流方式、電磁波方式等の通信方式を使い、独自のデバイス上で構築が行われていました。


これに対して、荻原さん、小島さんはプロジェクトデザインIII(卒業研究)において、ボディエリアネットワーク上の通信方法として、振動スピーカーと加速度センサを用いた振動伝達手法を提案しています。
本研究では送信機に振動スピーカーを使用し、受信機に加速度センサが搭載されているため、現在普及しているスマートウォッチでの利用が可能となります。また、人体を伝送路とした広範囲通信の実現を目指して研究に取り組んでいることも萌芽性の観点から優れていると評価されました。

荻原さんと小島さんは来年4月から、金沢工業大学大学院工学研究科情報工学専攻に進学し、本研究をさらに進展させる予定です。


【デモンストレーション題目】
BAN(Body Area Network)における振動伝達方法の構築と評価
【著者】
荻原拓也・小島聖哉・中沢実