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KITオナーズプログラムの学生が最新の医療機器を試作し発表
第5回医工連携フォーラム開催

2014年3月10日UP

金沢工業大学と金沢医科大学による「第5回医工連携フォーラム」が平成26年3月8日(土)14時から金沢医科大学病院本館4階講義室で開催され、両大学の医工連携による最新の研究成果が発表されました。

当フォーラムでは、金沢工業大学の特色ある課外活動プログラム「KITオナーズプログラム」の「医工連携に基づいた人間にやさしい医療機械の創製」に取り組む学生たちも日頃の研究成果を発表しました。

 

 

第5回医工連携フォーラムで発表されたオナーズプログラム学生の研究テーマ

・「ドレーン排液色調監視システムの開発」

・「糖尿病患者用注射定期管理ボックスの開発」

・「患者移動用補助具の開発」

・「高齢者に優しい爪カッタの開発」

・「脳神経外科用低浸襲型手術トレーニングキットの開発」

・「静脈注射用シミュレータの開発」

・「ミトン装着を廃止するための新型医療機器の開発」

・「骨セメントの抜去に関する基礎研究」

・「骨セメントの機械的性質に及ぼすヒドロキシラジカルの影響」

 

「静脈注射用シミュレータの開発」は医療従事者の静脈注射のスキル向上を目的に開発されました。

静脈注射は医療従事者の技量によって熟練度に違いがあるため、注射や点滴等のヒヤリハット件数は医療業務における事例の34%を占めています。

 

今回発表された試作機は人肌に近い感触や視的感覚を再現するとともに、高齢者や幼児独特の「血管の逃げ」や静脈内圧に等しい圧力もリアルに再現しました。

さらに近赤外線投射装置が搭載され、赤外線による疑似血管の視認 もできるため、来場者の関心を集めました。

 

 

「脳神経外科用低浸襲型手術トレーニングキットの開発」は神経内視鏡手術の訓練用キットとして開発されたものです。

神経内視鏡手術は術者に高度な技術が要求されるため、十分な実践的な手術トレーニングが必要です。

今回発表された試作キットはポリアクリル酸を用いて脳モデルを製作し、実物(豚)の脳とほぼ同等の硬度と切断抵抗を再現しました。さらに頭蓋骨内の髄液も水で再現し、リアリティのある神経内視鏡手術訓練用キットを実現しました。

 

金沢工業大学と金沢医科大学は、「医学を理解する技術者」「工学を理解する医師・看護師」養成を目指して平成20年3月に「医工連携による教育研究協力協定」を締結し、それぞれの大学が持つ強みを生かした教育・研究を推進しています。

 

[関連サイト]KITオナーズプログラム

http://www.kanazawa-it.ac.jp/nyusi/honor/