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南海トラフ超巨大災害に対する防災対策の研究が文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に選定

2013年7月4日UP

金沢工業大学地域防災環境科学研究所の「南海トラフ超巨大災害に対する実効性ある防災対策に関する研究」が文部科学省平成25年度「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に選定されました。

 

研究期間は3年間とし、研究成果は適宜新聞報道等で発信するとともに、研究所ホームページやシンポジウム、報告書を通じて国内外に発信します。

 

「南海トラフ巨大地震・巨大津波」は太平洋側の都市・地域が壊滅的被害を被る超巨大震災ですが、広範囲で多様化した問題を含むことから、研究の必要性が指摘されながら、組織的な学術研究が実施されていないのが現状でした。

 

このたびの金沢工業大学地域防災環境科学研究所が取り組む研究は、学内外の問題意識を共有する研究者を結集し(金沢工業大学地域防災環境科学研究所研究員11名、京都大学4名、港湾空港技術研究所1名の16名で実施)、未曾有の超巨大災害を抑止出来る実効性のある防災対策について、学術的な検討を実施する先駆的取組みとなります。

 

また、本研究プロジェクトの推進には、行政が把握している情報を活用する事が不可欠である事から、金沢工業大学と連携関係にある国土交通省北陸地方整備局を媒体として、全国の地方整備局及び関連研究機関との情報交換を積極的に推進して、実践的な防災対策を提言いたします。

 

金沢工業大学地域防災環境科学研究所

「南海トラフ超巨大災害に対する実効性ある防災対策に関する研究」

 

研究テーマについて

 

本研究プロジェクトは超巨大災害の発生を防災・減災する防災対策を、下記の2研究テーマに分けて取り組みます。

研究テーマ 1.過去の大災害で指摘されながら未解決な防災力の向上対策

研究テーマ 2.超巨大災害により新たに提起した防災力の向上対策

 

また、これらの研究テーマを具体的に進める為に、以下に掲げる複数の研究課題を、各研究テーマに設けます。

 

研究テーマ 1.過去の大災害で指摘されながら未解決な防災力の向上対策

課題1-1 超巨大災害発生直後における被害状況の迅速な把握対策

課題1-2 巨大津波に対する港湾施設の防災対策

課題1-3 巨大津波による火災対策

課題1-4 長周期地震動による超高層ビルの横揺れ対策

課題1-5 巨大地震による市街地の液状化対策

課題1-6 巨大地震・巨大津波による建物被害の迅速な災害復興対策

課題1-7 巨大地震による既存木造住宅の耐震化対策

課題1-8 巨大津波による大型石油タンクの防災対策

課題1-9 超巨大災害発生時の避難勧告・指示の効果的情報伝達対策

課題1-10 超巨大災害での地域行政と地域住民が連携した防災力の向上対策

 

研究テーマ 2.超巨大災害により新たに提起した防災力の向上対策

課題2-1 巨大津波に対する地下街及び地下鉄の防災対策

課題2-2 巨大地震と巨大津波の連動作用における構造物の耐震対策

課題2-3 巨大地震・巨大津波による過大荷重を受けた社会資本施設の維持管理対策

課題2-4 救援・支援活動に使用する幹線道路の防災対策

課題2-5 超巨大災害時の自然エネルギー利用による地域の創電・節電対策

課題2-6 超長期滞在避難所及び仮設住宅での生活環境改善対策