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バイオ・化学専攻博士前期課程1年生が優秀研究賞を受賞

2010年12月13日UP

第59回高分子学会北陸支部研究発表会が、11月20日(土)から11月21日(日)まで富山大学で開催され、バイオ・化学専攻博士前期課程1年の大城浩徳さんが優秀研究賞を受賞しました。


発表論文
「PVDFの3種類の結晶構造の作製方法と物性について」
1金沢工業大・2高知女子大 ○大城浩徳1・小林和也1・河野昭彦1・堀邊英夫1・大澤 敏1・團野哲也2



審査は
(1)研究目的と結果が統一的に整理されているか
(2)質疑を理解し適切に応答したか
(3)表現力・発表技術が高く、内容が分かりやすかったか
これら3項目について5点、4点、3点、2点、1点の評価を、平均点が3点になるように、各々の選考委員が採点し、それらの合計値で優秀研究賞が決定します。
発表は75件行われ、大城さんは元気にわかりやすい発表を行うとともに、4件の質問に冷静に的確に答え、見事優秀研究賞を受賞した2名に選ばれました。他大学の教員からも、「非常に価値ある賞であり、学生を褒めて上げて下さい」とコメントを頂いております。


研究内容について
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)には、I型、II型、III型の3つの結晶構造が存在しますが、通常これら3つの結晶構造は、PVDFをそれぞれ異なる溶媒に溶解した後、溶媒キャスト法により作製されます。本研究では、溶媒の蒸発速度を制御することにより、1つの溶媒からPVDFの3つの結晶構造を初めて作製しました。また作製したPVDFの各結晶構造について、偏光顕微鏡による球晶観察やその物性(光透過率、熱的特性)についても報告しました。
本研究は、電気系・會澤康治研究室、バイオ・化学系・大澤 敏研究室、高知女子大学・團野哲也研究室とも合同で行っています。本研究に関して、大城さんはこれまでに高分子論文集(レフリーつき)にファーストオーサで発表するとともに、高分子学会の全国大会でも発表しています。