アーカイヴ
上野の森美術館
出展書籍
出展リスト
実施概要
タイトル [世界を変えた書物] 展
会期 2018年9月8日(金)〜24日(月・祝)<17日間>
会期中無休
午前10時〜午後5時(入場は閉場の30分前まで)
入場無料
会場 上野の森美術館
東京都台東区上野公園1−2
主催 K.I.T.金沢工業大学、上野の森美術館
監修 金沢工業大学ライブラリーセンター顧問 竺覚暁
会場構成・
展示デザイン
金沢工業大学建築学部 宮下研究室
金沢工業大学准教授 宮下智裕・大学院生・学部生
アドバイザー 立川直樹、橋本麻里
制作 ハクション
動員数 69,012人<17日間> 1日平均4,000人
初日朝から連日大勢のお客さまにご来場いただきました。
展示内容

エントランス

『パラーディオの建築書』の巨大本のゲートをくぐり抜けると、偉大なる知性との出会いの旅のはじまりです。まずは、『稀覯書の定義』、『書物の進化の過程』についてパネルで解説。続いて歴代の『工学の曙カレンダー』13点を一挙公開。こちらもみなさん熱心にご覧いただきました。

知の壁 THE WALL OF WISDOM

冒頭に現れるのは巨大な本棚による『知の壁』。その膨大な書籍の量に圧倒されます。本棚の中段には、美しい「建築書」の数々をご紹介。A・デューラーの『人体比例論四書』、F・コロンナの『ポリュフィルス狂恋夢』などその図版、装丁、印刷の美しさをじっくりご覧いただきます。開催会場最大の大きさの空間となった『知の壁』は、後半さらに歪曲し『知の洞窟』へと進化し、ほのかなあかりを手がかりにさらに次の空間へと誘います。

知の森 THE FOREST OF WISDOM

本展覧会でご紹介する『稀覯書』は、137冊にもおよぶ初版本です。
それぞれの時代の科学者、技術者たちは、常に先人の「叡智」に刺激を受け、新たな叡智を重ねることで「知の連鎖」を繰り返し、人類の文化を作り上げてきました。「知の森」では全体を「13のカテゴリー」にわけ、それぞれのカテゴリーのなかの「知の連鎖」に着目しご紹介しています。

2つの「知の連鎖」MAP

先にご紹介した「13のカテゴリーマップ」とは別に今回は、もうひとつの視点で「知の連鎖」をご紹介しました。それは、時代やカテゴリー領域の枠を超えたサイエンティストたちによる四次元的な「知の連鎖」。それを「知の系譜」としてあらわしたマップでは、系統的、体系的にそれらを辿ります。アリストテレスの「ギリシャ語による著作集」からはじまり、ニュートンの「プリンピキア」を経て、アインシュタインの「相対性理論」に繋がるまでの知の連鎖を確認できます。

複製本(レプリカブック)のご紹介

今回の東京展、初めての試みとして、金沢工業大学が所蔵する稀覯書タイトルと同じ内容の複製本をご紹介。複製本とはいえたいへん精巧に複製された書物を 際に手にとってページをめくるというとても貴重な体験をしていただきました。

東京特別出展

「知の連鎖」でご紹介した13カテゴリーとは別に、占星学、生物学などの稀覯書を東京特別出品として展示。チャールズ・ダーウィン「種の起源」(1859年)、グレゴール・ヨハン・メンデル「植物-雑種についての研究」などの誰もが知っている著名な原書をご紹介しました。

映像シアター「ミュージアムトーク」

シアターでは、本展監修者 竺覚暁教授の名古屋展におけるミュージアムトー クをご紹介しました。「知の連鎖」に関する説明などさらに展覧会の楽しみ方、書物の魅力をご紹介しました。
あわせて、金沢工業大学が所蔵する稀覯書のなかから重要なモノを年表にまとめました。

知の繋がり THE CHAIN OF WISDOM

現代を生きる私たちは、膨大な情報量のなかで、新しい「知の繋がり」の方法を模索しています。書物との出会いによる人の脳内での「知の繋がり」の課程。「書物」を通して人と人とが、情報を共有して、伝達する様子。過去から現代、さらには未来に向けての「知の連鎖」が、時空を越えて繋がる様子を金沢工業大学の学生のオリジナルインスタレーションとして表現しました。

シンボルモニュメント

知の森でご紹介した書物の知の創造の連鎖を立体モニュメントと映像で表しました。さらに大阪展でご紹介した映像ショウイング『書物の世界地図』では、工学本の出版の変遷を地域別、時代別にまとめ編集しました。

世界を変えた書物展 ショップ

本展アドバイザーである橋本麻里さんプロデュースによる展覧会限定グッズを取りそろえたショップを展開しました。それぞれの稀覯書の魅力的な図版や美しい装丁を展覧会の思い出と一緒にお持ち帰りいただけとても好評でした。
アートデレクションは、高 岡一弥さん。制作・販売は 小学館。