TOP現代GPの取組>取組の趣旨、目的
  本取組の対象となる金沢市では、平成10年に「金沢市中心市街地活性化基本計画」を策定し、約5年間に延べ624事業(総事業費約917億円)を実施してきました。しかし、都市の活性化における抜本的な解決には至っておらず、金沢市は平成16年度に5ヵ年計画として新たな「金沢市中心市街地活性化基本計画」を策定しました。

<金沢市中心市街地活性化基本計画の基本方針>
1.個性を活かした美しいまちづくり
2.暮らしの良さを実感する定住促進
3.元気な商店街・都心ビジネスの形成
4.人・環境にやさしいまちなか交通の確立
5.まちなか交流活動の促進

 この様な基本方針により、金沢市中心市街地では、ここ数年城址公園の再開発やJR金沢東口の“もてなしドーム”、金沢21世紀美術館の完成など、金沢の重要な産業の一つである観光の活性化に繋がる名所が次々と誕生しています。また、これらの観光名所に対して、北陸一の繁華街が隣接されている事も大きな特色の一つです。 しかしながら、観光客が年々減少していると共に、中心市街地の交通に対する課題や郊外に大型店舗等が進出している状況において、商店街の集客が低下している等、地域住民が中心市街地に訪れる数が年々減少傾向にあります。 今後、金沢市中心市街地の活性化を図る為には、地域住民の積極的な参画に基づくまちづくりの実践が必要とされています。 そのまちづくりに対して重要となるのが、中心市街地が有する独自の都市景観への配慮です。闇雲に地域商店街や観光の活性化を行うのではなく、金沢の個性ある都市景観を保存、育成または創造し、ゆとりとうるおいのある美しいまちを形づくっていかなければなりません。
【「あかり」をテーマにしたプロジェクト活動】
  金沢市中心市街地の現状を踏まえ、このプロジェクトでは、学生と地域住民が共に参画するチームを編成し、金沢都市景観を形成する為の条例の一つである「金沢市夜間景観形成条例」を踏まえ、「あかり」をテーマとしたまちづくりを実践します。
プロジェクトは、図2に示したとおり、第1フェーズ:「ポイント型地域連携プロジェクト」、第2フェーズ「エリア型地域連携プロジェクト」と段階的に教育プロジェクト活動を発展させます。教育プロジェクトとしての規模の拡大が、対象地域の拡大ならびに、参画する地域住民の拡大へと繋がることで、地域に実質的な成果を生み出すことが可能となります。

図2 金沢市と本学の取組における地域連携プロジェクトの全体像
 
 
【ポイント型地域連携プロジェクト】
  第1フェーズで取り組む「ポイント型地域連携プロジェクト」は、市内の1つの地域(町会または商店街区)を選定し、学生とその地域の住民が連携する中で、一定期間の「あかり」のイベント開催を目指し取り組むものです。プロジェクトメンバーには、以下のように明確な行動目標を示し、地域の特性に合わせた問題発見解決型学習(課題の発見・解決策の実践・評価・改善)を実施して地域の活性化を目指します。

<学生と地域住民が共有するポイント型地域連携プロジェクトの行動目標>
・「金沢市中心市街地活性化基本計画」を理解することができる
・「金沢市中心市街地活性化基本計画」に連動したまちづくりに関連するイベントを企画し  実践する事ができる
・イベントに対して評価を行い、改善プランを立案する事ができる

 また、プロジェクトの取組規模を拡大させていくために、この「ポイント型地域連携プロジェクト」を1つの取組単位とし、これを複数開催していくことが、地域全体の「まちづくり」へと繋がります。つまり、一部の特定地域で得られた活動成果を連動させて発展させる必要があります。
 
【エリア型地域連携プロジェクト】
  第2フェーズでは、いわゆる“点”としての活動を“面”へと発展させるために「ポイント型地域連携プロジェクト」による複数の取組を包括し、金沢市や観光協会の連携を加えた「エリア型地域連携プロジェクト」へと発展を目指します。
 このプロジェクトでは、異なった地域に存在する人々が交流し、多くの地域関係者が参画した複眼的な問題発見解決型の学習を実践することで、プロジェクトメンバーである学生および地域住民は地域の特性をより深く理解し、まちづくりに活かすことができます。 すなわち「エリア型地域連携プロジェクト」は地域全体を視野に入れた、『市民参画によるまちづくり』を実現する教育プロジェクトとして位置づけられ、金沢市の基本計画に示されるような“総合的なまちづくり”を実践する事業への展開を実現するプロジェクトとなります。
 なお、このプロジェクトでも下記に示すような明確な行動目標を示し、地域住民・学生・行政が連携した問題発見解決型学習を通して、地域の活性化を目指します。

<学生と地域住民が共有するエリア型地域連携プロジェクトの行動目標>
・「金沢市中心市街地活性化基本計画」を理解する事ができる。
・「金沢市中心市街地活性化基本計画」に基づく複数の取組を融合させ、都市計画事業としての展開を図る事ができる。
・事業の実施に対して評価を行い、金沢市に対して改善プランを示す事ができる。
 
◆取組の概要
◆取組の趣旨、目的
◆取組の実施体制等
◆評価体制等・教育改革への有効性
◆指導担当教員
 
◆活動の取り組み
 

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