プロジェクトの実施計画

本プロジェクトの実施スケジュールは、プロジェクト推進、実践フィールドステップ1、ステップ2の3つのフェーズにおいて行われます。

まず、プロジェクト推進の面では、初年度は「プロジェクト推進チーム」を発足させ、学習プロセスの詳細設計を行います。2年目以降は、各教育プロジェクトの評価・改善を行います。FD・SD研修会を定期的(年2回)に開催し、専門領域の融合に伴う学習効果について報告し、また職員の視点から見た効果的な学習支援のあり方についても報告を行います。なお、実施状況や教育システムについては、定期的に大学学事運営組織に報告し、最終年度には全学のFDフォーラムで実績報告を行い、今後の全学的な展開を目指します。

また、実践フィールドのステップ1では、初年度、環境問題をテーマに取り組む教育プロジェクトを調査し、それらをトライアルとして実践し、2年目以降は、プロジェクト実施の数を徐々に拡大し、学部内における本教育プロジェクトの定着を図ります。

ステップ2では、分野の異なるプロジェクトの連携が重要なポイントとなることから、初年度では実施状況を調査して候補を洗い出し、2年目に候補プロジェクトの融合をトライアルとして実施します。3年目には「プロジェクト交流会」を開催し、各プロジェクトの融合を図り、俯瞰的な視点に基づいた実践的な教育プロジェクトの創出を展開します。

本プロジェクト終了後には、信頼関係が構築できた連携企業から外部資金の導入を行い、継続的な教育プロジェクトの運営を行うことを計画しています。これは、本プロジェクトが社会から認められる存在であることも意味し、これらの積み重ねが、社会から求められる質の高い教育実践の実現へとつながっていくと考えます。