実施体制

教員組織と事務組織を連動。および評価体制について。

本取組の実施体制

本学では、図に示すとおり、教員組織と事務組織が連動して配置されています。本取組が目指す最終的なゴールは、教職員の組織的かつ緊密な連携によってはじめて実現されます。また、教学経営全体を網羅するために、既存の組織体制の中で取り組んで参ります。

実施体制

但し、IR活動の強化によって得られる地域社会の情報や状況は、効果的なFD・SD活動へと繋がるためのフィードバックレポートが鍵となります。そのため、全学的な教学経営品質の向上を図る観点から、学長をトップとするKIT評価向上委員会(構成メンバーは、学長、副学長、学事運営常設委員会の各部長、学部長、事務局長、各事務部長)のもとに「IR活動強化推進チーム」を立ち上げ、教務部長をチームリーダーとして、また平成18年度の全国企業品質賞へ挑戦したプロジェクトリーダーを事務リーダーとしてIR活動の強化・推進を図ります。

評価体制

効果的なIR活動を推進するため、先に定めた取組の達成目標の進捗等の評価をIR活動強化推進メンバーによって実施します。但し、目指す最終ゴールは、教学経営全体の効果的な改善活動の実現と継続にあります。
また、教学経営全体を網羅した自己点検活動を継続する基盤を整備し、取組最終年度には、本取組の成果ならびにこれまでの自己点検結果を踏まえ、第三者機関が実施する教学経営全体のマネジメントに関する外部評価を受審します。

評価結果の反映

本取組はIR活動の強化より、FD・SDならびに、教学経営全体の改革を推進するものです。これらのPDCAサイクルを実践するために、IR活動強化推進チームによって作成される「フィードバックレポート」が重要な位置づけとなります。
このフィードバックレポートは、教学経営の観点から見た場合、言わば改善・改革のための仕様書であり、レポートに記載される内容は主に以下の内容を想定しています。

レポートに記載される想定内容
対象となる機能 学部学科といった教員組織や各事務組織といった組織に付随する機能ではなく、学生の修学プロセスに基づいた機能が記載され、それに関連する部署があわせて示されます。
機能が持つ独自性、
強み弱みと結果の相関
機能がもたらす結果のデータを踏まえ、関連する組織が有する機能の独自性と強み弱みを明らかにしたうえで、課題とその原因が示されます。
改善に向けての提言 IR活動強化推進チームによって収集されたデータにより、改善の参考になる取組が示されます。

これらのレポートを各組織に提示し、改善・改革にむけての取組を実践します。なお、実践については、該当する組織が複数になることから、企画調整課が組織間の調整を行います。