平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

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平成27年度 地域志向教育研究プロジェクト 活動概要

24.循環型エネルギー地域活用プロジェクト

担当教員 環境・建築学部 建築デザイン学科 宮下 智裕 准教授
バイオ・科学部 応用バイオ学科 袴田 佳宏 教授
情報フロンティア学部 経営情報学科 石原 正彦 准教授
参加予定学生 80名

プロジェクト概要

 持続可能な環境循環型の社会機構の構築が必須とされている中で、本プロジェクトは、金沢市が取り組む再生可能エネルギーの推進に基づき、地元企業と連携し、竹の廃材(チップ)から出る熱を農業用や生活用エネルギーに活用するための手法を研究し、CO2削減に取り組む。応用バイオ系の「竹チップ内の菌を活用した発酵を促す微生物の制御に関する研究」、経営情報系の「竹チップの流通システム構築の研究」、建築系の「竹チップ採熱実験装置の効率的な採熱設備の研究開発」が連動し、循環型エネルギーの地域での積極的な活用と環境マインドを学生、地域住民に対して醸成する教育研究活動を実践する。

行動目標

  1. ( 応用バイオ分野)竹チップ中の微生物の群集解析や微生物の分離、発熱の持続に不可欠な要素の探求およびその実践を学生自らが行うことができる。
  2. (経営情報分野)竹害問題の把握及び竹チップを用いた循環型エネルギーシステムの可能性について理解を深め、ステークホルダーのニーズ、竹チップサプライチェーンのコスト、本システムの既存エネルギーシステムに対する競争力を検討する研究を推進することができる。
  3. (建築分野)竹チップ発酵熱の暖房利用のための建築設計に関わるプロセスを地元施工業者や建築家等の指導も受けながら実践し、建築設計に関するスキルを高め、地域住民とのコミュニケーション、市場調査、建材等のリサーチと選択、コスト管理、さらには施工者との調整等の実践的な業務に積極的に関与することができる。
  4. (3分野共通)異なる3分野が連携し相互に成果を発表する場を通して、循環型エネルギー解決策に多様性があることを理解することができ、循環型エネルギー地域活用を俯瞰して捉える視野を養うことができる。

 

関連授業科目(予定)

対象学科 対象学年 必修・選択 授業科目名
経営情報学科 3年 選択 新製品・サービス開発
建築デザイン学科 3年 選択 建築空間構法
応用バイオ学科 2年 選択 微生物学

 

平成27年度の活動予定

  • ( 応用バイオ分野)天池実験装置用い竹チップ発酵における温度変化の測定、 竹チップに混合する材料の検討
    、温度変化を測定実験。
  • (経営情報分野)竹供給量調査、 流通の実現性の検討、ビニールハウスにおける必要エネルギー量の調査、暖房設備の平均コスト・竹チップ暖房設備設置可能面積調査
  • (建築分野)採熱実験設備の改良設計、発酵熱利用の可能性の検討、ビニールハウスでの活用システムのデザイン検討、流通のためのパッケージングデザインの検討、採熱設備の実際の設計
  • (共通)竹チップ発酵熱既存実験施設見学、意見交換 、合同発表会

 

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