平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

地(知)の拠点

ホーム > 地域志向教育研究活動 > 地域志向教育研究プロジェクト > 平成27年度 > 金沢の伝統文化向上を志向した「鉄」の美と科学プロジェクト

平成27年度 地域志向教育研究プロジェクト 活動概要

5.金沢の伝統文化向上を志向した「鉄」の美と科学プロジェクト

担当教員 工学部 機械工学科 畝田 道雄 教授
工学部 機械工学科 諏訪部 仁 教授
情報フロンティア学部 心理情報学科 神宮 英夫 教授
参加予定学生 約200名

プロジェクト概要

 金沢市は「ユネスコ・クラフト創造都市」を掲げ、「歴史に育まれた手仕事を 通じた新しい創造」を志向し、金沢箔や金沢漆器に代表される多くの伝統工芸が 暮らしに息づいている。伝統文化の「食」においても新鮮で質の高い食材が極め  られた職人技によって優美なまでに表現されている。その職人の技を具現するための道具の代表格は鍛錬された「鉄」による「包丁」である。職人は包丁を洗練された勘と経験で選定しているが、この包丁の善し悪しを決める勘や経験を科学的に解明し、包丁の「鉄」としての美と機能の本質に迫り,金沢の伝統文化に一つの新しい解を生み出すことを研究する。

行動目標
  1. 研究計画の立案から解析・測定・評価手法の提案,結果の整理等について全面的且つ能動的に担うことができる。

  2. 「日本刀」の特徴美について科学的にアプローチするとともに 、人間の感性的反応を定量的に評価および機械力学的手法による評価をすることができる。

 

関連授業科目(予定)

対象学科 対象学年 必修・選択 授業科目名
機械工学科 3年 必修 機械力学II
機械工学科 3年 選択 マイクロ・ナノ加工
心理情報学科 3年 選択 産業心理学
機械工学専攻 1年 選択 マイクロ・ナノ加工学特論

 

平成27年度の活動予定

  • 日本刀形状の3次元アーカイブ技術の確立、各種日本刀の形状計測・評価
  • 反りの科学と重心・打撃中心・握り中心の最適化
  • 「樋」が有する効果の検証
  • 「刃文」分析と「美」、並びに「力強さ」と「優美さ」の関係の心理学的追求と物理的評価の融合
  • 展示館における日本刀の科学展示

 

>> 活動報告はこちら <<

ページトップへ

金沢工業大学 産学連携局 連携推進部 連携推進課

〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1 TEL 076-294-6740 FAX 076-294-6706