平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

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お知らせ(平成26年度)

金沢工業大学 野々市市 包括連携協定締結10周年記念事業
これまでの10年、これからの10年を見据えて

2014.11.15

 平成16年11月9日に本学と野々市市(町)の間で、「包括連携推進協定」を締結して、今年度で10年の節目にあたる。そのことを記念して11月15日(土)に、第一部として12号館4F「イノベーションホール」で10周年記念式典が、第二部として1F「アントレプレナーズラボ」で「タウンミーティング」が開催された。

 第一部では、粟貴章 野々市市長と石川憲一学長の挨拶から始まり、「協定締結10年の回顧と今後の展望」と題して、これまでの連携事業やトピックスの15枚の画像のスライドショーを会場で上映し、10年を振り返り、その中から金沢工業大学、野々市市が特に思い出の深い画像をそれぞれ3枚ずつ選択し、詳細に思い出話を語る対談に移った。本学からは、①プロジェクトデザインⅡにおける野々市テーマの市役所での成果発表会(平成15年度より継続中)、②学友会の野々市施設へのボランティア活動『フレッシュマンキャンプ』(平成18年度より継続中)、③文部科学省「地(知)の拠点整備事業」野々市市民、学生 市民協働参画型ファシリテーター養成講座『つぶやきを形にするまちづくり学校』(平成24年度より実施)について、野々市市からは、④新入学生向け転入届け受付窓口大学内に設置し、300人~350人の転入届が毎年あること(平成21年3月より継続中)、⑤平成23年11月11日の一並びにこだわった野々市市開市式より誕生した野々市市、⑥災害及び防災対策に係る連携協力協定締結(平成23年9月1日)について、双方の立場の想いを語った。本学においては、大学内にとどまらず、学生、教職員が地域に積極的に飛び出し、正課、課外の活動を通して、大学が所在する野々市を身近に感じる機会となっていることが語られた。

 その後、地(知)の拠点整備事業を中心とした多くのプロジェクト活動が実践されている中、防災プロジェクトの事例が紹介をされた。防災プロジェクトは、地元の建設コンサルタント企業日本海コンサルタント、東京の日本アイ・ビー・エム株式会社、金沢工業大学、野々市市、町内会の地域住民の産学官民4者が一つにまとまって、災害が発生した際の被害低減を目指して活動しており、ビッグデータやオープンデータを活用した模擬実験を交えながら日頃の活動の成果を発表した。

 会場を1F「アントレプレナーズラボ」に移して開催された「タウンミーティング」では、野々市市が推進する市民協働のモデル事業として、5つの団体・取り組みのポスターセッションが行われた。①第1部でも紹介された防災プロジェクト、②市長、学長の対談でも取り上げられた「つぶやきを形にするまちづくり学校」から地域住民、学生の混成チームによるまちづくり事業、③地域住民間連携による「カフェあやめ」地域活動、④国際交流を推進している「NPO法人YOU-I」、⑤市民協働を推進する市役所職員のワーキンググループと、指針策定と協働によるまちづくりを実践している「まちづくり市民会議」メンバーがポスター、デモンストレーション、スライドなどを駆使して日頃の活動が紹介された。
野々市市には金沢工業大学、石川県立大学、放送大学があり、市全体を市民の学びの「キャンパス」として捉えている。今後、野々市市と大学との連携がさらに活性化し、大学が地域住民の生涯学習を含めた成長のプラットホームとなり、学生、教職員、野々市市民、行政職員の成長が継続して実践できる事業が年間を通して繰り広げられることを期待したいと考える。

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