平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

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お知らせ(平成26年度)

「地域志向」による教育研究実践の取り組み プロジェクトデザインⅡ
公開発表会&ポスターセッション

2014.08.05

野々市市・金沢市の両市役所の課題に対して解決策を提案


緊張しながらも堂々と成果を発表する学生=野々市市情報交流館で

 本学2年次対象の科目「プロジェクトデザインⅡ」では社会人として必要とされる能力の一つであるテーマの発見から解決に向けての提案を行うまでの一連の設計過程を学習している。そのテーマ選定の動機付けとして、野々市市と金沢市の両市役所から提供いただいた課題もテーマの候補として学生に提示している。4月11日(金)に行われた両市役所によるテーマ説明会、5月21日(水)に行われた中間質疑会を経て、本年度は全体の約2割のチームがこれらの課題に取り組み、学生たちの新鮮な眼で見た解決策を提案をした。これらの成果を披露すべく、前学期の授業終了後の8月4日(月)、5日(火)に合計28チーム、約100人の学生が、野々市市情報交流館と金沢市職員会館を訪問し、市役所職員や、訪れた市民の方々の前で発表した。野々市市の発表会は平成14年度からの継続開催、金沢市の発表会は今回が初めての開催となる。


 野々市市では北陸中日新聞、北國新聞、建設工業新聞、金沢市では北國新聞、建設工業新聞の取材等があり、学生もいささか緊張気味であったが、臆することなく、自分たちの成果を堂々と発表するとともに、質問にも的確に回答していた。

 本発表会を通じて、学生たちの成果は野々市市や金沢市の今後の施政の改善に大きなヒントを与えるものと思われる。また、出席された方々の多様な視点からの質問やアドバイスは、学生たちの視野を広げる意味で大きな教育的効果があったものと考えられる。

 最後に、来場いただいた一般市民の方からは、発表内容だけではなく、発表会の進め方等についても有意義な提案をいただいており、今後の運営に反映していく所存である。

野々市市テーマ
 野々市市の発表会は8月4日(月)に野々市市情報交流館カメリアのホール椿で行われ、野々市市役所から19人、市民の方1人に出席いただき、学生36人、教職員15人の計71人が参加した。佐藤恵一副学長のあいさつ後、野々市市総務部企画課企画情報担当の池田雅史氏および基礎実技教育課程の島谷祐司教授の司会で、午後2時30分からの65分にわたり口頭発表が実施され、続いて3時35分からの25分にわたりポスター発表が実施された。4チームが口頭発表、11チームがポスター発表を行った。(提案発表内容はこちら

■口頭発表
  1. ツール・ド・ののいち~野々市市の地域活性化~
  2. バス停の情報端末化/オープンデータを利用した公共交通機関の活性化
  3. コミュニティカレッジの効果的な宣伝方法
  4. 震災時の火災への対策

■ポスター発表
  1. ツール・ド・ののいち~野々市市の地域活性化~
  2. 野々市のふるさと納税をPRしよう
  3. バス停の情報端末化/オープンデータを利用した公共交通機関の活性化
  4. 野々市市防犯サイト
  5. コミュニティカレッジの効果的な宣伝方法
  6. コミュニティカレッジの認知度向上を目的とした情報戦略
  7. ののいち市民大学校の効果的なプロモーション方法について
  8. 震災時の火災への対策
  9. 木造耐震の普及について
  10. 地震時に大勢の人を安全に避難させたい
  11. ~積雪時にも憩を~足場と融雪装置
金沢市テーマA

あいさつをする佐藤副学長=金沢市職員会館で
 金沢市の発表会は8月5日(火)に金沢市職員会館の1階研修室(A会場)と3階大研修室(B会場)の2会場で行われた。A会場では、金沢市役所から33人に出席いただき、学生32人、教職員13人の計78人が参加した。金沢市都市政策局企画調整課政策推進グループ長の松本尚人氏および、佐藤恵一副学長のあいさつ後、基礎実技教育課程の松本重男教授、磯崎俊明教授の司会で、午後3時30分から75分間口頭発表が実施され、最後に基礎実技教育課程主任の千徳英一教授のあいさつで終了となった。
 続いて行われたポスター発表では、松本氏が開会のあいさつをした後、午後4時40分から25分にわたりポスター発表が実施された。4チームが口頭発表、9チームがポスター発表を行った。(提案発表内容はこちら

■口頭発表
  1. 金沢市の観光客を増やす
  2. 光をはね返す傘~子供が安全に夜道を歩くために~
  3. 金工大生は避難場所を知る機会が少ないため、自分たちの避難場所を知らない
  4. 学生による『私のまち』MOVIEコンペティション

■ポスター発表
  1. 金沢市の観光客を増やす
  2. 高齢者のための快適なバス
  3. 金沢市の観光客を増やす
  4. かぶら寿司用の食味指標の開発
  5. 水に影響されない車線の開発
  6. 金工大生は避難場所を知る機会が少ないため、自分たちの避難場所を知らない
  7. 学生による『私のまち』MOVIEコンペティション
  8. イベントフリマで人とつながろう!
  9. ゲームするたび友達増えるね!
金沢市テーマB

口頭発表をする学生=金沢市職員会館で
 B会場では、金沢市役所から28人、市民の方2人に出席いただき、学生30人、教職員11人の計71人が参加した。
 金沢市都市政策局企画調整課交流拠点都市推進室長の新保博之氏、基礎実技教育課程主任の千徳教授のあいさつの後、基礎実技教育課程の舩山俊克講師の司会で、午後3時30分からの75分間口頭発表が実施され、最後に佐藤恵一副学長のあいさつで終了となった。
 続いて、新保氏のあいさつの後、4時50分からの25分にわたりポスター発表が実施された。4チームが口頭発表、8チームがポスター発表を行った。(提案発表内容はこちら

■口頭発表
  1. 金澤町家の知名度向上を目標としたPVの作成
  2. 金沢の夜間景観の活性化
  3. 観光客でも理解できるバス案内
  4. 個人でできる廃油処理

■ポスター発表
  1. 金澤町家の知名度向上を目標としたPVの作成
  2. 活性化につながるリノベーション
  3. 金沢の夜間景観の活性化
  4. 金沢の景観をさらに良くする
  5. 観光客でも理解できるバス案内
  6. 新しい渋滞のスタイル
  7. 個人でできる廃油処理
  8. 石川県の効果的プロモーションを考える

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