プロジェクトデザインⅡ
野々市市、金沢市市役所提供テーマ説明会を開催
2014.04.11
「地域志向」による教育研究実践の取り組み
野々市市のテーマを説明する野々市市役所の職員
本学2年次生対象の科目「プロジェクトデザインⅡ」の地域連携テーマとして、野々市市と金沢市から課題が提起され、その説明会が4月11日(金)夕方、7号館204教室(野々市市テーマ)と同203教室(金沢市テーマ)で行われた。この説明会は「地域の課題に学生が改善策」と題して北國新聞(4/26)にも取り上げられ、本取り組みは地域からも注目を集めている。
野々市市からのテーマ
市役所から職員6人が来校し、学生43人、教職員15人の計64人が参加した。基礎実技教育課程松本重男教授のあいさつ後、同課程伊藤隆夫教授の司会で、市役所職員から以下の3テーマの説明が行われた。
- 地域ブランドの創出について(企画課)
- 野々市市のオープンデータを活用した地域課題の解決にむけて(市民協働課)
- ののいち市民大学校(コミュニティ・カレッジ)の効果的なプロモーション方法について(生涯学習課)
1.は、主として「その地域で体験できる」無形のものによるブランド化の提案が期待されている。2.は、地域課題解決のため、市のデータを活用したアプリ開発等が求められている。3.は、20~40歳代の市民に対する野々市市民大学校の認知度向上が期待されている。最後に、司会から説明していただいた市役所職員の方へのお礼が述べられ、本説明会を終了した。
金沢市からのテーマ
市役所から3人の職員が来校し、学生86人、教職員18人の計107人が参加した。半数以上が石川県外出身の学生であり、金沢市テーマへの関心の高さがうかがえた。連携推進室の福田崇之室長のあいさつの後、基礎実技課程の松本美之教授の司会で進行し、金沢市の概要、ビジョン、各テーマについて市役所職員による説明が行われた。
本年度のテーマは、以下の6テーマが提示された。
- 金沢市の新たな都市像「世界の交流拠点都市」の実現に向けた具体的な施策を考える(企画調整課)
- ものづくりイノベーションによる市民生活の向上(ものづくり産業支援課)
- ITC技術を用いたスマートシティによる市民生活の向上(情報政策課ICT推進室)
- 金澤町家の保全活用策について(歴史建築物整備課町家保全活用室)
- 金沢らしい景観の保存・整備について(景観政策課)
- 金沢市の道路インフラの整備・充実について(道路建設課)
金沢市の様々な取り組みについて詳細に説明があり、知見が深まるとともに北陸新幹線など、最新の話題にも触れられ、大変興味がある説明であった。最後に、司会から説明していただいた市役所職員の方へのお礼が述べられ、本説明会を終了した。
大勢の人が集まり金沢市のテーマを聴く参加者たち