平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」採択 地域志向「教育改革」による人材育成イノベーションの実践

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KITトピックス/活動報告(平成27年度)

自治体と連携したプロジェクトデザイン教育活動報告 基礎教育部 基礎実技教育課程 教授 島谷 祐司
市役所提供テーマへの取り組み

本日はよろしくお願いします。本学の特色ある教育のひとつに、1年から2年にかけて実社会の問題に対してチームで解決活動を行う「プロジェクトデザイン」があります。COC事業は、2年生の前学期に必修科目として開講しております「プロジェクトデザインⅡ」において、野々市市、金沢市の2つの自治体と連携した活動を行いました。学生たちはこの活動を通じて、組織活動、他者のための活動、教員との議事OJTを体験することができます。
プロジェクトでは、学生が問題意識を持つ動機付けとして、「市役所提供テーマ」を取り上げ、学生に取り組んでもらいました。

ご協力いただいた2つの自治体のうち、野々市市役所さんとは10年以上にわたって親交があり、金沢市役所さんとは昨年度からこのような連携活動を行っております。
こちらにあるのが本年度の市役所テーマになります。

KIT-COC事業の概要

ご覧いただいたように、野々市市役所さんからは市制に直結したテーマ、金沢市役所さんからは金沢らしいまちづくりに関連したテーマをいただきました。

授業と連携したプロジェクト展開

まず最初に説明会を開催しました。こちらが2015年の4月10日に各担当者に来校いただき、直接、現状、課題を説明いただいたときの様子です。


野々市市による説明会

金沢市による説明会

次にこちらが、その後のチーム活動の流れです。

KIT-COC事業の概要

授業を開始してから第6週には野々市市・金沢市合同で中間質疑会を開催しました。
中間質疑会では、代表チームによる中間発表を行ったあと、テーマごとに分かれ、Face-to-Faceで情報交換を行いました。


代表チームによる中間発表

Face-to-Faceでの情報交換

次が評価会の模様です。市役所テーマに取り組むチームが一堂に会し、合同ポスター発表を行ない、野々市から4名、金沢市から10名の関係者に来学いただきました。
この時も同様に、Face-to-Faceでディスカッションを行いました。


ポスター発表

ディスカッション

授業最終日の翌日には、選抜チームが各市役所を訪れ、部署報告を行いました。野々市には5チーム、金沢には8チームを選抜し、総務部や企画課、観光交流課などの担当部署への報告を学生自身が行いました。


野々市市役所担当者への報告

金沢市役所担当者への報告

改善策の内容については、全体的に高評価をいただけましたが、報告会の場所の確保など、改善すべき問題も発生し、次年度の報告会に向けて検討中です。
ここで、学生の感想を紹介させていただきます。

KIT-COC事業の概要

最後に、このプロジェクトを通じて、早速新学期に成果を出したチームを紹介します。
情報フロンティア学部の活動になります。金沢市の外国人観光客向け公衆無線LANの具体的な接続手順を解説した動画を企画したところ高評価をいただき、後学期にプログラムを作成。県庁および市役所の協力をいただき、金沢駅のおもてなしドームにてデジタルサイネージで放映されました。


平成28年1月26日~2月29日まで放映

私からの報告はここまでとさせていただきます。また来年度もプロジェクトの実施にご協力くださいますようお願い申し上げます。

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