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ウィルス対策について

1.鳥インフルエンザについて
現在、鳥から人への高病原性鳥インフルエンザ(以下、鳥インフルエンザ)感染例が海外(東南アジア、中央アジア、欧州などの広い地域)で増加しつつあります。平成19年5月にはインドネシアで鳥インフルエンザの家族内集団感染が発生したとの情報もあります。鳥インフルエンザは、一般的には、突然の高熱、咳などの呼吸器症状の他、全身倦怠感、筋肉痛などの全身症状を伴う重篤な疾患で、感染者の死亡率は59%といわれています。従いまして、下記の鳥インフルエンザ感染地域への出張(旅行)は控えることが無難ですが、やむを得ない場合でも、確実に感染の可能性を排除しなければなりません。

1 インドネシア 2 ベトナム 3 エジプト
4 中国 5 タイ 6 トルコ
7 アゼルバイジャン 8 カンボジア 9 イラク
10 パキスタン 11 ラオス 12 ナイジェリア

(2008年5月28日現在で死亡者が多い順 : 出典 WHO)


一方、鳥インフルエンザが、人に感染し易いヒト型へ変異する可能性(新型ウィルス出現)が危惧され政府でも対策を講じていますが、世界的流行になった場合は、1918年に全世界で2千万人から6千万人が死亡した「スペイン風邪」を上回る惨事が想定されています。スペイン風邪では、わが国でも39万人(人口 5500万人の7%)が死亡しています。

想定されていることは、
1.高齢者や乳幼児のみでなく、若年者にも感染する。
2.感染率は25~40%
3.死亡率は2%、高ければ15~20%
4.航空機の発達等でごく短時間で全世界へ大流行
などです。

つきましては、できるだけ上記の地域への渡航(旅行)は避けてください。やむを得ず渡航(旅行)される場合は、次の点に充分ご留意ください。

【出国前の注意】
1.外務省海外安全ホームページ http://www.pubanzen.mofa.go.jp/ で鳥インフルエンザ関連及び危険情報等を確認すること。
2.万一に備えての家族・大学との連絡方法等について再確認すること。

【出国後の注意】
1.可能な限り家禽類や野鳥(鶏、七面鳥、アヒル、鴨、白鳥など)との接触を避けること(羽根、糞、十分に加熱してない肉や卵も含む)。
2.高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)感染疑いの患者との接触を避けること。
3.出来れば毎日検温を行い、発熱がないことを確認すること。
4.万一、鳥インフルエンザに感染した場合は、早急に最寄りの信頼できる医療機関を受診すること。(各国・地域の鳥・新型インフルエンザ指定病院がある場合、在外公館のホームページ等で情報を提供しているので、予め確認しておく)
5.帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には、検疫所の健康相談室へ行くこと。

【日本へ帰国後の注意】
1.帰国後1週間は毎日検温し発熱してないことを確認すること。
2.帰国後1週間以内に「咳」や「38度以上の発熱」がある場合は、医療機関に電話連絡し、必ずマスクをつけて医療機関で受診すること。この場合は、必ず学園へ電話連絡するとともに、鳥インフルエンザに感染していないことが確認されるまで登校してはならない。
3.医療機関を受診する時は、出来るだけ夜間を避け、日中の診察時間内に受診すること。
4.上記1.2.3.を守っていただくとともに、「咳」や「38度以上の発熱」がある場合は、必ず電話で大学事務局修学相談室(電話076-294-6739)までご連絡ください。

2.百日咳について
昨年、福井県において百日咳の流行的多発により休校措置が取られたように、最近は成人の患者が増加しています。百日咳は、飛沫感染・接触感染により、百日咳菌が人から人へ感染します。潜伏期間は1~2週間程度で、まず、咳・鼻水等の風邪症状が約1~2週持続し、その後、百日咳特有の激しい咳込む発作が2~3週間続きます。発熱はみられないことが多く(あっても微熱程度)、咳発作が起きていない時は無症状です。注意すべき点は、大人の百日咳は、それ程症状が重くないため、受診せずに放置しやすく、また、専門医でも単なる感冒だと見過ごすことがあり、軽症でも菌の排出があるため、広範囲に感染を拡大させている危険性があるということです。感染源とならないために、「風邪にしてはしつこいと感じられる咳が2週間以上続く」場合には、百日咳を疑って必ず医療機関に受診してください。

3.夏期休業の過ごし方について
7月より夏期休業に入りますが、5月に本学で麻疹感染者が発生した以外に上記のような感染症の流行の兆しがあります。規則正しい生活を心掛け、健康な状態で秋学期を迎えられるように注意してください。

平成20年6月17日
学生部長

連絡先

金沢工業大学 修学相談室
電話 : 076-294-6739
時間 : 平日 8:30~17:20/土曜 8:30~13:00

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