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経営情報学科平本研究室がスターバックスジャパンとエシカル消費拡大施策を検討するワークショップを開催

 


金沢工業大学経営情報学科平本研究室(指導教員 平本督太郎講師)はスターバックスジャパンと共同で、社会課題を消費の力によって解決していく「エシカル消費」拡大施策を検討するワークショップを2月10日、金沢工業大学扇が丘キャンパスアントレプレナーズラボで開催しました。


「エシカル消費」は日本の地方が抱える課題や途上国が抱える課題の解決に貢献する製品・サービスを購入する取り組みとして近年、注目されています。


経営情報学科平本研究室では、この「エシカル消費」を関連する民間企業とともに拡大していくことを目指して、「エシカルマーケティングプロジェクト」を立ち上げています。


この活動の一環として、スターバックスジャパンの店舗におけるエシカル消費拡大施策を検討するワークショップを2月10日、アントレプレナーズラボにおいて開催しました。


当ワークショップは、平本研究室とスターバックスジャパン、コンサベーションインターナショナルジャパン、フロムファーイーストが共同で開催したもので、平本研究室の学生や石川県を中心としたスターバックスの店舗スタッフなど約50名が参加しました。
コンサベーションインターナショナルジャパンは生物多様性分野では世界的に著名なNGOで、フロムファーイーストはカンボジアでの植林を通じたオーガニック美容商材の開発・販売を行う企業です。


スターバックスジャパンでは既に調達しているコーヒー豆の99%が、コンサベーションインターナショナルと共同で作成した基準に沿って行うエシカル調達の対象となっています。また、毎月20日に各店舗においてエシカルパーティーを開催し、顧客に対してコーヒーの栽培や生産地での取り組みを知ってもらう機会を設けています。


今回のワークショップは、その取り組みの発展を目的として実施されたもので、コンサベーションインターナショナルジャパンの日比保史代表がコーヒーの調達現場の実態や、エシカル調達の基準の意味等を紹介した後、参加者がグループに分かれ、スターバックスの取り組みをより多くの顧客に知ってもらうための提案を検討しました。


スターバックスのスタッフは店舗スタッフとしてどのように顧客にコミュニケーションをしていくべきかを考え、学生とフロムファーイーストは、顧客の立場としてどのようなコミュニケーションが提供されると取り組みに関心が持てるのかという視点で提案を検討し、最後に各グループが提案を発表し、アイデアを共有しました。



(学生による提案例)


学生とフロムファーイーストの混成チームからは、コーヒーを販売した際に木の種を提供し、それを顧客が植えることでエシカル調達との接点を設けられるとともに、スターバックスに対する親しみも増すのではないかという提案がされ、スターバックスから高い評価を受けました。


金沢工業大学では、プロジェクトデザイン教育を軸として「世代・分野・文化を超えた共創教育」を実践しています。今後も、学生が世代を超えて多くの方々と関わる中で、深い学びと卓越したコミュニケーション能力やイノベーション創出能力を高めるとともに、地域の方々や企業に対して学生の価値観を活かした提案を行っていきます。




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