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環境土木工学科1年生が国土交通省北陸地方整備局の大型プロジェクトを見学

金沢工業大学 環境土木工学科1年生の学生90名が2グループに分かれ、10月16日(月)に国土交通省北陸地方整備局が進める大型プロジェクトの現場を見学しました。

この現場見学会は基礎教育部(基礎実技教育課程)と専門課程(環境土木工学科)の連携により2014年から「反転授業」による見学会として実施しています。見学する現場事務所から事前に課題を提示していただき、見学前にレポート課題を提出して、その解答が正しかったかどうかを現場で確認しました。

今年の課題では「橋梁上部工にPCプレキャスト桁(工場製作品)を採用する理由は何か」 「河川内で橋梁下部工を施工に仮締切を設ける場合に留意すべき点は」「流下能力の向上を目的とした河道改修はどのようなものがあるか。その特徴は何か」などの課題が示されました。見学成果は一連のプロジェクトデザイン教育のテーマ設定に使用される予定です。

学生たちは、普段は目にすることが難しい国土交通省のプロジェクトを見学することで、環境土木分野における技術者像をイメージするとともに、プロジェクトデザインで取り組む実践的な課題について考える良い機会となりました。また、各現場には本学の卒業生が技術者として業務に参画しており、卒業生から現役生への心のこもった励ましがあるなど、学生にとっては有意義な見学会となりました。

午前中は国土交通省北陸地方整備局 富山河川国道事務所、金沢河川国道事務所、利賀ダム工事事務所および中日本高速道路株式会社 金沢支社の建設監督官や技術者6名が講師となり、見学する現場の工法等についてイノベーションホールで説明しました。講師のうちの3名は本学の土木工学科、機械工学科の卒業生であり、現場での技術者と合わせるといかに多くの卒業生が活躍しているかが分かりました。その後2コースに分かれ、茅蜩橋下部工事、庄川橋梁上部工事、梯川河道掘削工事、能美根上スマートIC工事、道の駅「めぐみ白山」を見学しました。

イノベーションホールで見学前学習を受ける学生

利賀ダム庄川橋梁上部工事現場

梯川河道掘削工事

能美根上スマートIC工事

道の駅「めぐみ白山」

女性技術者の意見を聞く女子学生

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