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高齢者や町内の方が集う「場づくり」と「ことづくり」。
金沢工業大学の学生プロジェクトが野々市市本町の空き家をコミュニティカフェに改装

金沢工業大学の学生プロジェクトが野々市市本町にある空き家を改装したコミュニティカフェが9月22日(木)にオープンしました。

「2丁目カフェ」と名付けられたこのカフェは、金沢工業大学建築系課外活動プロジェクトの「Toiro」が空き家調査から2年ほどかけて地域の方達と進めてきたもので、設計から施工まで、すべて学生たち自身で行いました。

「2丁目カフェ」の役割と意義

野々市市本町2丁目には多くの高齢者の方が住んでいます。しかし高齢者が集う場がなく、外出をあまりしない方が多く存在するため、認知症などの様々な問題の原因となっています。

このコミュニティカフェは高齢者や町内の方など様々な年齢層が気軽に立ち寄り、コミュニケーションが取れる場として開設されました。

1人でも多くの高齢者が家を出て会話をすることで認知症対策になり、また井戸端会議のような賑わいのある空間がよみがえれば、旧「北國街道」として知られる本町2丁目の地域活性化にもつながります。

カフェの運営は一般社団法人ケアサポートネットワークピーナッツが行います。カフェとしての利用だけでなく、町内会の会議やイベント、福祉に関する相談ができる社会福祉事務所としても使われます。

Toiroプロジェクトではカフェ完成後も設備の修繕やサポートに関わるとともに、イベントの提案や実施を行っていく予定です。

Toiroプロジェクトについて

金沢工業大学の特色ある課外活動プログラムの一つ。3次元CAD技術を実践的に応用し、デザインからものづくりまでを一貫して行うことで、建築分野に求められる総合力を高めます。活動は地域の活性化や豊かさにつながるものに限定し、ものづくりに加え、ことづくりも実践しています。

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