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北陸初の準天頂衛星「みちびき」を使った民間利用実証実験
参加企業を対象に全体説明会を開催(平成23年3月2日)

 

 準天頂衛星初号機[愛称:みちびき](以下「みちびき」)を使った北陸初の民間利用実証実験に関する全体説明会が平成23年3月2日(水)午後1時から金沢工業大学扇が丘キャンパス(3号館217号室)において開催されます。

 
 「みちびき」は平成22年9月11日(土)に打ち上げされたわが国初の準天頂衛星で、これを使った民間利用実証実験に、北陸地区では金沢工業大学環境・建築学部環境土木工学科の鹿田正昭教授グループ(cm級の信号を中心とした北陸の都市域・山間域での精度検証実験など)と徳永光晴教授グループ(m級信号を中心にしたモバイル端末を活用した観光向地理空間情報提供システムの実用性実証実験など)の2件が採択されています。[1]
 
このたび開催される説明会には実証実験に参加する石川、富山、新潟の7社1団体が参加し、実証実験の内容について説明が行われます。[2]
 
なお北陸地区での実証実験は3月14日から3月21日の期間に行われる予定です。[3]
 


[1] 準天頂衛星は常に天頂方向にあるため、山やビル等に影響されず全国をほぼ 100%カバーする高精度の衛星測位サービスの提供が可能となります。
 GPSの測位精度が飛躍的に高まり、GPS信号を受信機が捕捉するまでの時間が短縮されます。測位精度は、GPSのみの場合、10メートル程度であるのに対し、準天頂衛星を使うと1メートル以下に向上すると言われています。
 民間による利用実証実験は、「みちびき」から発信される信号を利用した将来の事業化、産業振興、国民生活の向上等に向けて財団法人衛星測位利用推進センター(SPAC)が公募したもので、全国で58件の実験グループが採択されています。

[2]●鹿田教授グループには(株)桑原測量社、(株)北日本ジオグラフィ―、金井度量衡(株)、
(株)日本海コンサルタント、(株)国土開発センター、(株)サイト、(株)地域みらいの7社が参画
●徳永教授グループには拡張現実コンソーシアム 1団体が参画
 
[3]北陸地区で実施される実証実験の内容は下記で確認できます

  http://www.eiseisokui.or.jp/ja/demonstration/situation.php

(整理番号40-01,41-01,41-02,42-01,42-02,43-01,43-02,44-01,45-01,46-01,47-01)


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