航空システム工学科

人間は、走ることや泳ぐことはできても、空を飛ぶことはできません。だから人間は、遠い昔から空を飛ぶことを夢見て、ようやく空を飛ぶ機械を造り出し思いのままに操ることができるようになりました。本学科は、航空機の仕組みについて学ぶ学科です。人間が知恵を絞って造りあげた「空を飛ぶ機械」いわゆる「航空機」について、どういう知恵によって形を決めるのか、その形を軽く作るための知恵は何か、鳥が羽ばたく代わりに人間が得た「エンジン」はどのような仕組みなのか、航空機を操るために中身はどのようになっているのか、といったことを理論や実習を通じて学びます。また、安全性を向上させる飛行制御技術の研究や、経済性を向上させる材料の研究を含め、次世代の航空機の研究を行っています。

キーワード
  • ・安全性
  • ・エネルギー
  • ・地球環境
  • ・先端的技術革新
  • ・航空機および構成要素
  • ・輸送機械

学ぶ領域

①航空機要素技術
航空機に働く揚力や推力を効率よく発生させるメカニズムと、その制御技術に必要な工学領域を学ぶ。
②航空機統合技術
航空機の構造・機能を理解し、安定した飛行を実現する統合システム技術に必要な工学領域を学ぶ。

専門科目一覧

【1年次】

工学大意(航空システム)/機械系製図T・U/機械の原理/工業力学T

【2年次】

アカデミックライティング/工業力学U/材料力学/機械力学/航空工学概論/振動工学/飛行力学/熱力学/流れ学/機械工作概論

【3年次】

3D-CAD/航空構造力学/航空制御工学/航空流体力学A・B/航空システム専門実験・演習A・B/航空材料/熱流体工学/応用数学/コンピュータ工学/航空構造設計/航空工学演習/航空原動機/数値シミュレーション

【4年次】

信頼性工学/航空工学統合演習

研究

4年次には学科の研究室に所属し、1年間、テーマに沿って研究活動に取り組みます。

学科Q&A

Q

航空システム工学科では何に重点を置いて学ぶのですか?

A

ひと言でいうと「航空機の仕組みを学ぶ」学科です。具体的には、なぜ航空機が飛ぶのかということから始まり、どうしてこのような形をしているのか、航空機の中はどうなっているのか、エンジンはどのような仕組みなのか、といったことを理論や実習を通じて学びます。また視点を変えて、安全に正確に航空機を飛ばすにはどうしたらいいのか、どんな材料でできているのか、さらに一歩進んで次世代の飛行機の研究までしています。

Q

航空業界をめざす人に向いている学科ですか?

A

航空機メーカー、航空機関連の企業を志望する人が多いことは確かです。とはいえ、国内では航空機を丸ごとつくっているメーカーは少ないので、実際には航空機の機体やその一部、航空機関連の装備品などを手掛ける企業などへの就職が多いです。パイロットや整備士は方向性が違うと思います。
一方で航空機について学ぶものの、電車などの輸送関連機器メーカーや自動車業界に進む人もいて、航空といっても基本的には機械系なので進路は幅広くなっています。

Q

具体的には何を学び、どんな科目がありますか?

A

力学や製図が主になりますね。工業、材料、機械といった機械系の力学を基本に、航空構造、航空流体、航空制御工学、航空原動機などの専門科目を学んでいきます。最後にそれを統合して、プロジェクトデザインVとして、自分の一番興味のある航空機を設計することが卒業研究になります。

Q

学ぶ環境の特長は何ですか?

A

特長のひとつは、実機をキャンパス内に置いてあり、実際の航空機で部品やメカニズムを実際の大きさ、もしくはそれに近いスケールで確認できるところですね。実際のコックピットを再現した本格的なフライトシミュレータなどもあり、学生にとっても楽しく興味を持って学べる点がいいと思います。 また、メーカーに在籍した経験があり実際に航空機の開発製造に携わっていた教員が直接学生に教えていることも特長ですね。「航空機の仕組みを学ぶ」という明確な目的を持つ本学科では、航空機開発現場にいた人の話を聞けることは大きな強みです。これは勉強のみならず、航空機業界に就職の際にも有利になります。

Q

今後、日本の航空機づくりの業界は活気づいていきますか?

A

はい、世界の旅客需要は年4%で右肩上がりに伸びており、今後、新型機の開発が予想されています。この波に乗って、日本では今、国産のMRJ(三菱リージョナルジェット)が開発されていますし、ほかにもビジネスジェットや自衛隊機などの開発も、これから進んでいくと予想されます。今後さらに、関連部品業界を含め航空機産業は盛り上がっていくと思います。

学科メディアコンテンツ

学科紹介ビデオ

航空システム工学科をダイジェストで紹介します。

動画での紹介はこちら

学生の活躍

学科紹介リーフレット

航空システム工学科を紹介するリーフレットです。
航空システム工学科リーフレット

進路・資格

主な就職先 (過去3年間の卒業生実績)

  • IHI
  • IHI回転機械
  • アイシン・エィ・ダブリュ
  • 川重岐阜エンジニアリング
  • 協和エクシオ
  • 小糸製作所
  • コマツNTC
  • 山洋電気
  • JR東日本
  • 澁谷工業
  • ジャムコ
  • 大和冷機工業
  • 竹田設計工業
  • トランテックス
  • 新潟原動機
  • 日本飛行機
  • 日野自動車
  • ミネベア

以下の企業に就職した卒業生の学生時代の活躍を動画で紹介

取得できる推奨資格

  • 技術士補(卒業後技術士)
  • 情報処理技術者
  • 自動車整備士 3級(卒業後申請)
  • ガス溶接技能者(認定)
  • 危険物取扱者 甲種・乙種
  • 電気工事士 1種・2種
  • 知的財産管理技能検定
  • 電気取扱業務安全衛生特別教育
  •  (認定)
  • CG-ARTS検定
  • ディジタル技術検定
  • 日商簿記検定 2・3級
  • 実用英語技能検定 1〜準2級
  • 工業英語能力検定 1〜4級
  • 日本漢字能力検定 準1〜3級
  • 秘書技能検定 準1〜3級
  • 日本語検定 1〜3級
  • 機械設計技術者 3級
  • CAD利用技術者試験
  • 3次元CAD利用技術者試験
  • FE試験
  • ITコーディネータ
  • 品質管理検定(QC検定) 1〜4級
  • 実用数学技能検定 1〜3級
  • TOEIC
  • ドイツ語技能検定試験 1〜4級
  • 中国語検定試験 1〜準4級
  • MOS
  • 韓国語能力試験
  • 現代用語能力検定
  • 語彙・読解力検定

取得できる教育職員免許状

高等学校教諭一種免許状(工業)

教育目標

我が国の航空機産業において、安全性は勿論のこと、エネルギーの有効活用とともに、地球環境と調和した先端的な技術革新が今まで以上に求められる。本学科では航空工学を支える基礎知識を身につけ、それを応用して航空機とその構成要素技術と航空統合技術を修得し、輸送機械産業で活躍できる柔軟で創造性豊かな人材を育成する。

修得する知識・能力

①設計・製造基礎能力
実際の機械や機構に触れて機械というものを理解した上で、設計製図の基礎とCADを用いた現代設計技術を学習し、機械工学におけるモノ作りを実践する。機械工作の基礎をベースに、機械要素の設計を行うことができる。
②力学の基礎知識の修得と航空専門科目への応用能力
機械分野の基礎学問である材料力学・機械力学・熱力学・流体力学の4力学とその関連分野について学習して機械工学の基礎的知識を修得し、これらの知識を航空工学の専門領域に対して具体的に応用することができる。
③航空技術者としての自主学習能力
航空工学の主要分野(空力、構造、装備、制御)の概要を知り、それら工学分野の調和の上で成立する航空機の設計、製造プロセスを理解した上で、必要な知識・技能を自主的かつ継続的に修得することができる。
④コンピュータ援用シミュレーション能力
数学、コンピュータ利用技術、シミュレーション技術を修得し、航空工学の諸問題を解決する手段として活用することができる。
⑤航空工学専門知識の実践能力
航空工学全般にわたる専門知識や解析手法を実験・演習を通して身につけることができる。
⑥工学設計能力
身近な問題についての設計過程を経験することによって、具体的な航空機の設計や航空工学理論の応用、航空機に関連する実現象の評価等を含め、実現可能なものを設計・製作・提案することのできる能力を身につけ、それを応用することができる。
⑦キャリアデザイン能力
機械工学・航空工学に関する産業界の動向、求められる技術者像、職場環境などを把握して、技術者としての将来像を創造していくことができる。
所在地一覧
921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1 TEL:076-248-1100
  • ハイ・サービス日本300選
  • JIHEE[(財)日本高等教育評価機構 認証評価]
  • JUAA[(公財)大学基準協会]

K.I.T.(ケイアイティ)は金沢工業大学のブランドネームです。

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