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- 三協立山
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
機械工学科
ものづくりの基盤ともいえる
機械関連分野において
活躍できる人材の育成を目指す。
- キーワード
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- 環境
- エネルギー
- 設計/加工
- 材料
- 自動車
- 医工融合
学ぶ領域
- ①ものづくりデザイン
- 設計・加工技術、コンピュータ応用技術を総合的に活用し、新しい機能を有する製品を開発する工学領域を学ぶ。
- ②材料創製・加工プロセス
- 機械部品を構成する材料の性質改良や新しい機能を有する材料を創出し、その材料を効率的に加工する工学領域を学ぶ。
- ③環境・エネルギー
- 流体や熱エネルギー等を環境に配慮しながら、有効に活用する機械要素に必要な工学領域を学ぶ。
専門科目一覧
【1年次】
工学大意(機械)/機械系製図T・U/機械の原理/工業力学T
【2年次】
アカデミックライティング/機械工作・演習/工業力学U/材料力学T・U/機械応用プログラミングT・U/機械要素設計/材料科学T/流れ学T/熱力学T/機械力学T
【3年次】
機械設計演習/機械加工学/材料科学U/流れ学U/熱力学U/機械力学U/機械工学専門実験・演習A・B/計測・制御工学/3D解析・設計/マイクロ・ナノ加工/先端材料/流体力学/熱移動工学/材料力学V
【4年次】
自動車工学/医用生体工学/環境・エネルギー機械/機械工学統合演習
カリキュラム、シラバス
研究室一覧
3年次後学期から研究室に所属し、1年間半、テーマに沿って研究活動に取り組みます。テーマ設定から調査・実験、論文の執筆、発表までを行います。
- 佐藤・杉本研究室
- キャビテーション
- マイクロバブル
- ウォータジェット
- 流体力学
- 矢島・岸研究室
- 形状記憶合金
- 応力誘起変態
- 新材料
- 山部研究室
- コンピュータシミュレーション
- 自動車
- 事前予測技術
- 新谷研究室
- カスタムメイド
- 医療・福祉
- 人工関節
- 骨再生
- 高野研究室
- 合金設計
- 計算材料学
- 分子動力学
- 第一原理計算
- 生体置換材料
- 諏訪部研究室
- 太陽電池
- 電力用半導体素子(パワーデバイス)
- 超精密加工
- 切断・研磨加工
- 振動援用加工
- 中田研究室
- 複合材料
- 長期耐久性
- 輸送機械
- インフラ構造物
- 森本研究室
- 高速運動制御
- 工作機械
- ナノ
- CAMシステム
- 加藤研究室
- 切削加工
- 高能率・高精度
- 新素材
- 微細加工技術
- 十河研究室
- 燃焼・伝熱現象計測
- 光学計測
- 機械機構メカニズム
- 電磁誘導現象
- エネルギー回生
- 畝田研究室
- 超精密加工
- 化学機械研磨
- 音響・画像計測
- 遠隔監視システム
- 生産原論
- 田中研究室
- 複合材料
- 材料機能創製
- 計算力学
- バイオマテリアル
- バイオメカニクス
- 長沼研究室
- エネルギー変換
- 次世代パワートレイン
- 水素
- エンジン
- 瀬川研究室
- 塑性加工学
- 生産工学
- 数値解析
- 斎藤研究室
- 複合材料(FRP)
- ものづくり
- 成形
- 破壊
- 信頼性
- 藤本研究室
- 小温度差熱エネルギーの移動促進と利用
- 電場を利用した熱・物質移動の促進と制御
- 熱物性
- 太陽エネルギーの集熱と利用
- 過冷却状態の維持と解消
- 瀬戸研究室
- ものづくり
- 成形プロセス
- プロセスシミュレーション
- 予測技術
- 金型技術
- 林研究室
- 生産工学
- 機械加工
- NC工作機械の省エネ化
- 生産活動のIoT化
- 3Dプリンタの活用・開発
- 福江研究室
- 流体工学
- 伝熱工学
- 生体模倣(バイオミメティクス)
- 脈を打つ流れ
- ものづくりにおける熱流体設計
Q&A
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工学部の機械系学科の中で「機械工学科」はどういった特徴がありますか?
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同じ機械系学科の航空システム工学科は航空機、ロボティクス学科はロボットと対象が限定されていますが、機械工学科は限定されておらず、学ぶ対象が幅広くなっています。
しかし、4年間であらゆる機械について学ぶのは難しいので、できるだけ全分野に共通している「機械をつくるための基盤技術」を学んで、ものづくりに関わる領域全般で通用するエンジニアをめざします。
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具体的にどんなカリキュラムになりますか?
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機械工学の基本とは、4力学と呼ばれる機械力学、材料力学、熱力学、流体力学で、まずはこの4つをしっかり学ぶためのカリキュラムになっています。また併せて、製図から設計、加工が重要なので、理論から実技まできちんと身につくように学んでいきます。
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最近注目されている機械や、学生の興味の傾向はありますか?
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機械というと、以前は自動車が中心でしたが、今はエコや省エネといった環境関連や医療関連などへの応用も注目されています。本学科では環境や医療関連の機械も含め、工作機械、輸送機械、(工場内での)搬送機械、食品製造機械など、社会を支えている機械と名のつくものすべてを対象としています。
学生は、当初は何をつくりたいか明確ではない学生もいますが、勉強を進める過程でつくりたいものを見極めていけばいいと思います。私たちがめざすのは特殊な技能を追い求める技能者ではなく、機械の基礎をしっかり学んだ技術者。言い換えれば、生産現場のオペレーターではなく、新たな機械を開発したり設計したりする技術者なので、そのあたりも意識して4年間しっかりと学んでほしいですね。
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「医工連携」について教えてください。
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本学科では主に金沢医科大学と連携し、たとえば、人工関節をつくったり、脳内にできた脳腫瘍を切るマイクロレベルのハサミをつくったりするなど、新しい医療機器の開発にチャレンジしています。医学と工学が連携・融合していくことで、現場の医師や看護師、そして患者さんのニーズに合ったものづくりに寄与できればと思っています。医療、福祉、環境は、最近のキーワードで、成長が期待されている分野です。
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就職先はどのようなところが多いですか?
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幅広いものづくり系企業で活躍していますが、最近では工作機械メーカー、金型や部品メーカーなどが多くなっています。
物語の始まりへ
180秒のヒューマンドキュメント「物語の始まりへ」はテレビで毎週放送中。学生たちの活躍が動画でご覧いただけます。
機械工学科の学生が登場する回
- File.737 太田祐輔(畝田研究室/タイヤの接地面に刻まれた溝の形状「トレッドパターン」の研究)
- File.736 中田凌(長沼研究室/実走行におけるエネルギー効率向上や排出ガスの低減をめざす研究)
- File.731 酒井尚也(山部研究室/マイクロ水力発電/夢考房エコランプロジェクト)
- File.727 山ア翼(夢考房エコランプロジェクト/長沼研究室)
- File.713 鈴木將斗(夢考房エコランプロジェクト/燃費競技会「スーパーマイレッジカーチャレンジ」)
- File.711 楠原拓馬(夢考房ソーラーカープロジェクト/ソーラーカーレース2017への参戦)
- File.704 桶潤一郎(医工連携プロジェクト/体にやさしい骨再生医療用足場材料の研究)
- File.698 瀧花洋介(夢考房エコランプロジェクト/電気自動車の省エネレース クラス4位)
- File.695 伊藤江平 (加藤秀治研究室/超弾塑性型チタニウム合金の微細加工の研究)
- File.689 P紀幸 (加藤秀治研究室/切削加工技術の研究)
- File.687 熊谷惠介 (森本喜隆研究室/高精度なNCテーブルの研究)
学科Webサイト
機械工学科のオリジナルWebサイトです。
進路・資格
主な就職先 (過去3年間の卒業生実績)
- 澁谷工業
- ジヤトコ
- 新光電気工業
- スズキ
- 住友電装
- SUBARU
- 東洋ゴム工業
- 日亜化学工業
- 日本コムシス
- 日立化成
- 富士電機
- 三菱電機
- ミネベア
- ヤンマー
- YKK AP
取得推奨資格
- 技術士補(卒業後技術士)
- FE試験
- CAD利用技術者 2次元、3次元
- ボイラー技士 1級、2級
- 機械設計技術者 3級
取得できる教育職員免許状
高等学校教諭一種免許状(工業)
学習・教育目標
機械工学は産業基盤の中心をなす分野であり、これまで自動車・家電製品、工作機械、エネルギー機械、福祉医療機器など多くの製品を産み出してきた。本学科では、機械工学に関する基礎知識を身につけ、省エネルギー、環境負荷、安全性を考慮しながら、それらを社会や産業のために活用できる機械技術者を育成する。