電子情報通信工学科

情報を伝えたり、電気を制御したりするための「エレクトロニクス(電子工学)」について学ぶ学科です。身近にあるスマートフォンもディスプレイもスピーカも、すべて電気・電子回路を用いて信号を処理し、情報の伝達を制御しています。回路をつくりあげるための技術や電気の取り扱いなどの基礎を身につけ、製品に応用するための発展的な授業が待っています。身近なテクノロジーから、電子部品や半導体など産業分野に応用される技術まで、幅広いエレクトロニクスについての学びが、電子情報通信工学科にあります。

キーワード
  • ・無線通信技術
  • ・ワイヤレス通信、衛星通信
  • ・IoT
  • ・映像・音響技術
  • ・環境・生体調和デバイス
  • ・無線電力伝送

学ぶ領域

①電子ディスプレイ・音響技術
電子ディスプレイ、音響システムに使われるハードウェア、光エレクトロニクス、画像・音声信号処理技術に必要な工学領域を学ぶ。
②ワイヤレス・携帯端末通信技術
携帯端末・衛星などの通信方式、情報・信号処理、通信ハードウェア、ネットワークなどの無線通信技術に必要な工学領域を学ぶ。

専門科目一覧

【1年次】

工学大意(電子情報通信)/電気回路T・U/電気製図

【2年次】

アカデミックライティング/電気回路V/電気磁気学T・U/電子工学/電子材料/電子回路T
回路過渡応答論/物性工学/電子通信計測

【3年次】

自動制御T・U/情報通信システム/情報伝送工学/電子情報通信専門実験・演習A・B/電気回路W/電気磁気学V/電子回路U/電気系コンピュータ工学/音響工学/光エレクトロニクス/電気系プログラミング演習/通信工学/電波工学/情報通信ネットワーク/電子ディスプレイ工学

【4年次】

電気応用/電気通信法令

研究

4年次には学科の研究室に所属し、1年間、テーマに沿って研究活動に取り組みます。

学科Q&A

Q

電子情報通信工学科と電気電子工学科の違いについて教えてください。

A

電子情報通信工学科では、「情報を伝える道具としての電気」を学びます。具体的にはディスプレイや通信システム、音響などがテーマになります。一方、電気電子工学科は、「ものを動かすエネルギーとしての電気」を学びます。具体的には太陽光発電とか風力発電など、発電のように大きなシステムの中での電気や、半導体のようにものをコントロールし動かすことを勉強します。

Q

電子情報通信工学科で学ぶことをわかりやすく教えてください。

A

携帯電話やスマートフォン、タブレット端末を例にとってみましょう。スマートフォンに内蔵されているアンテナや送受信モジュールといった通信回路をはじめ、無線LANや電波伝搬、通信が成り立つための信号処理などの技術を全般的に学びます。また、タブレット端末のディスプレイの材料や回路についても勉強します。ただし、これらは応用ですので、やはり最初はベースとなる、電気回路など電気の基礎知識を学ぶことになります。

Q

KITの電子情報通信工学科ならではの特長はありますか?

A

有機ELなど新しい発光体を使ったディスプレイの研究開発、災害時に避難誘導するための音響システムの構築、小形で高性能なアンテナの開発などは、本学科が力を入れている分野であり、最先端の研究を行っています。

Q

企業との共同研究なども多いのですか?

A

はい、産学連携で進めている研究は数多くあります。実際にものを生み出す第一線にいる企業の人たちと一緒に研究したり、プレゼンテーションの経験値を上げられるのも、本学科の大きな特長です。企業出身の先生が多いことも、産学連携をしやすい環境と言えます。

Q

どんな資格をめざせますか?

A

取得できる資格は、通信関連で言うと電気通信主任技術者、陸上無線技術士1・2級、特殊無線技士、工事担任者などがあります。また、インターネット検定、ラジオ・音響技能検定などに興味を持つ学生も多いようです。

Q

就職先はどのようなところが多いですか? また、これから有望な業界はありますか?

A

やはり電機メーカーや電気設備関連、通信設備関連企業が多いですね。たとえば最近では、スマートフォンなどの基地局の配置やマネジメントをする会社などへの就職も増えています。インターネットでの配信に見られるように動画や画像データなど、より大容量のデータをやり取りするため、通信の仕組みや通信プロトコルを進化させていく必要があります。それに伴い基地局のハードやソフトも見直さなければならず、今後はこのような通信インフラ分野からの求人もより期待できます。

学科メディアコンテンツ

ミヂカを変える、ミライ技術
SF小説に出てくるような未来の技術が、どんどん身近になってきています。より便利に、より高性能になるだけではなく、新しい技術は想像さえしなかった価値を生み出します。その大もとがあるのが、電子情報通信工学科の学びと研究成果です。

学科紹介ビデオ

電子情報通信工学科をダイジェストで紹介します。

動画での紹介はこちら

学生の活躍

学科紹介リーフレット

電子情報通信工学科を紹介するリーフレットです。
電子情報通信工学科リーフレット

進路・資格

主な就職先 (過去3年間の卒業生実績)

  • インターネットイニシアティブ
  • NECネッツエスアイ
  • NDS
  • 協和エクシオ
  • サンワコムシスエンジニアリング
  • シーキューブ
  • JR西日本
  • 新晃工業
  • 住友電設
  • ソディック
  • 大同工業
  • 日亜化学工業
  • 日本コムシス
  • 日本シイエムケイ
  • 北陸通信ネットワーク
  • ミライト

以下の企業に就職した卒業生の学生時代の活躍を動画で紹介

取得できる推奨資格

  • 技術士補(卒業後技術士)
  • 情報処理技術者
  • 消防設備士 甲種・乙種
  • 施工管理技術検定
  • 電気工事士 1種・2種
  • 電気通信主任技術者
  • 陸上無線技術士 1級・2級
  • 特殊無線技士 第1級陸上・第2級海上
  • 工事担任者
  •  (DD種・AI種 1〜3種・総合種)
  • 知的財産管理技能検定
  • 電気取扱業務安全衛生特別教育
  •  (認定)
  • ディジタル技術検定
  • ラジオ・音響技能検定
  • 日商簿記検定 2・3級
  • 実用英語技能検定 1〜準2級
  • 工業英語能力検定 1〜4級
  • 日本漢字能力検定 準1〜3級
  • 秘書技能検定 準1〜3級
  • 日本語検定 1〜3級
  • CAD利用技術者試験
  • 3次元CAD利用技術者試験
  • インターネット検定
  •  (.com Master ☆・☆☆・☆☆☆)
  • 家電製品エンジニア・アドバイザー
  • シスコ技術者認定
  • Javaプログラミング
  • 映像音響処理技術者
  • FE試験
  • ITコーディネータ
  • 品質管理検定(QC検定) 1〜4級
  • 実用数学技能検定 1〜3級
  • TOEIC
  • ドイツ語技能検定試験 1〜4級
  • 中国語検定試験 1〜準4級
  • MOS
  • 韓国語能力試験
  • 現代用語能力検定
  • 語彙・読解力検定

取得できる教育職員免許状

高等学校教諭一種免許状(工業)

教育目標

<電気系(電気電子工学科・電子情報通信工学科)>
高度情報化社会の基盤である電気エネルギーやエレクトロニクス技術の基礎的学力を身に付け、実験と演習を重視した教育を行うことによって、工学的な問題の発見能力、解決能力、および応用能力を持つ創造性豊富な電気系技術者の育成を図ると共に、必要な専門資格、先端的研究への取り組み意欲、機械工学、材料工学、情報通信工学などへの適応力を持って実社会に貢献できる技術者の育成を目標とする。

<電子情報通信工学科>
現在、多機能な情報表示方法や高速な情報伝達が求められている。本学科では、電子情報通信工学分野のワイヤレス通信・携帯端末通信技術、電子ディスプレイ・音響技術などの専門技術を修得し、複眼的で柔軟な考察力により、工学的な課題設定、計画遂行および課題解決能力を発揮できる技術者を育成する。

修得する知識・能力

@工学的基礎能力T
電子情報通信工学科の学習・教育目標を理解するとともに、工学分野における電子情報工学の重要性とこの分野の全体的な概要を理解することにより、専門的な学習への動機付けをし、自らの修学計画を立案できる。
A工学的基礎能力U
基礎的なレベルで、電子回路の特性解析および設計を行うことができ、それらを基礎的な問題に適用できる。
B物理・数学的基礎能力T
重要な専門基礎科目である電気回路に関する基礎知識を修得し、物理的・数学的考察により、電気回路の特性解析および設計を行うことができる。
C物理・数学的基礎能力U
重要な専門基礎科目である電気磁気学に関する基礎知識を修得し、物理的・数学的考察により、静電界、電流と磁界、電界と磁界の諸現象を定量的に捉えることができる。
D工学的基礎能力、設計・製作能力
過渡的な現象を解析する数学的手法を理解するとともに、ハードウェアとソフトウェアの両面からコンピュータシステムに関する基礎技術と応用技術を修得し、コンピュータの基本設計と制御システムへの応用について取り組むことができる。また、基本的なコンピュータ言語を用いたプログラミングを学び、具体的な数値解析法の例について、基礎的なレベルのプログラミングができる。
E工学的応用能力
情報通信機器、情報信号の伝送技術、各種メディア通信技術、および高度情報化社会における情報通信システムの基礎知識を修得し、それらの具体的な応用について考察できる。
Fエレクトロニクス応用能力
ハードウェア技術の基盤となる電子材料とその材料物性、および光エレクトロニクスデバイスの基本動作とその応用技術に関する基礎知識を修得し、それらの具体的な応用について考察できる。
G設計・製作能力
専門領域に関する物理量の計測手法、計測器の動作原理や信号処理法の基礎知識を理解できる。また、専門領域に関連する実際の装置や計器を扱うことにより、電子情報通信工学全般の基礎知識をより深めるとともに、測定手法や実験結果の評価方法・解析手法を具体的に適用できる。
H統合能力
プロジェクトデザイン過程を実践することにより、情報通信システム、電子ディスプレイ・音響技術などにおける新しい課題を自らが提案し、これまでに修得した知識・技術を用いてその課題を解決できる。これにより、技術者としての総合的な能力を活用できる。
I設計・製作能力、統合能力
回路設計および製図手法を理解し、電子情報通信分野で扱われる様々な機器、システム、デバイスなどに対する応用設計能力を身につけ、活用できる。このために、機器の開発・設計、資格取得に必要な法規、法令、施設管理などの知識を理解し、それらの重要項目について説明できる。
Jキャリアデザイン能力
電子情報通信工学に関する産業界の動向、求められる技術者像、就職環境などを正確に把握して、将来の進路を展望し、自らの進むべき方向を決定できる。
所在地一覧
921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1 TEL:076-248-1100
  • ハイ・サービス日本300選
  • JIHEE[(財)日本高等教育評価機構 認証評価]
  • JUAA[(公財)大学基準協会]

K.I.T.(ケイアイティ)は金沢工業大学のブランドネームです。

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