電気電子工学科

現代の生活は電気、つまり電子のふるまいから生まれる光、熱、力によって成り立っています。しかし、目に見えないこの電気を正確に理解している人は少ないでしょう。電気という現象の全貌は、実はまだ完全にはわかっておらず、今もその解明が進んでいます。そして、解明された結果は様々な製品に応用され、生活を、産業を大きく変化させています。モノを照らし、熱くし、動かすエネルギーとしての「電気」。それを学ぶのが電気電子工学科です。

キーワード
  • ・太陽光発電、風力発電
  • ・スマートグリッド、燃料電池

  • ・電気自動車、電車
  • ・高電圧
  • ・モータ、アクチュエータ
  • ・発光ダイオード、半導体レーザ
  • ・電子回路、IC、LSI

学ぶ領域

①電気電子制御技術
電気自動車、ロボットなどを動かすためのモータ、アクチュエータ、センサ技術などのコントロールに必要な工学領域を学ぶ。
②電気エネルギー技術
太陽光発電、風力発電、燃料電池、発電システム、高電圧技術など、クリーンな電気エネルギーに必要な工学領域を学ぶ。
③電子デバイス技術
半導体デバイス、電子回路、集積回路など、多様な電子デバイス技術に必要な工学領域を学ぶ。

専門科目一覧

【1年次】

工学大意(電気電子)/電気回路T・U/電気製図

【2年次】

アカデミックライティング/電気回路V/電気磁気学T・U/電子工学/電気材料/電子回路T
過渡現象論/電気機器/電気電子計測

【3年次】

自動制御T・U/高電圧パルスパワー工学/物性工学/電気電子専門実験・演習A・B/電気回路W/電気磁気学V
電子回路U/電気系コンピュータ工学/電気エネルギー発生工学/半導体工学/電気系プログラミング演習
パワーエレクトロニクス/電気エネルギー伝送工学/電子デバイス工学/電子応用

【4年次】

電気応用/電気設計/電気法規と電気施設管理/電気通信法令

研究

4年次には学科の研究室に所属し、1年間、テーマに沿って研究活動に取り組みます。

学科Q&A

Q

電気電子工学科とはどのような学科ですか?

A

ものを動かすためのエネルギーとしての電気を学ぶ学科です。本学科では学ぶ領域を「電子デバイス技術」「電気電子制御技術」「電気エネルギー技術」の3つに分けています。つまり、デバイス(電子部品)によってエネルギーを制御し、いろいろなものをコントロールしていくわけです。たとえば、今普及しつつある電気自動車は、モータや電池、コントローラなどの装置で動いています。そういった装置の仕組み、また装置の基幹技術となる半導体や電子回路などについて学びます。

Q

電気というと、目に見えないのでイメージしにくい部分がありますが?

A

電気そのものより電気自動車など「もの」をイメージするといいと思います。興味対象を在学生に聞くと、やはり電気自動車、LED、太陽電池の3つが多いですね。また。最近は原子力発電の問題もあるので、再生可能エネルギーなど、新たなエネルギー開発に興味や重要性を感じている学生も増えてきました。

Q

授業では実際に電気自動車や太陽電池などについて学ぶのですか?

A

電気自動車に限らず、ロボット、ソーラーカー、エコカーなど電気エネルギーで動くものであれば何でも対象となります。
また、電気エネルギー技術の中には発電という分野があって、太陽光、風力、水力、原子力というエネルギーの発生についても基礎から応用まで学びます。本学科の特長は、小さなエネルギーから大きなエネルギーまで、電力、制御、半導体を幅広く学べるところだと思います。

Q

資格が取れると聞いたのですが?

A

大学の授業だけでなく、課外で自己啓発の一環として資格に挑戦している学生が多いですね。比較的取りやすい電気工事士から、かなり難しい電気主任技術者まで、電気に関連したさまざまな資格があります。
資格取得については、サポートする自己開発センターはもちろん、本学科においても研究室の先生方がそれぞれアドバイスするので、わからないことがあったら気軽に相談してほしいですね。

Q

卒業後はどんな仕事に就けますか?

A

工場では電気を使ってモノを生産しますので、重電、家電、電子部品などの電機関連メーカーだけでなく、自動車、機械、食品、医薬品、化粧品、プラスチック、金属などのあらゆるモノを生産するメーカーに就職できます。また、電力・鉄道・通信などのインフラ系の会社、電気工事、空調工事、プラント工事、建設業などの工事系の会社からもたくさんの求人が来ています。

学科メディアコンテンツ

学科紹介ビデオ

電気電子工学科をダイジェストで紹介します。

動画での紹介はこちら

学生の活躍

学科紹介リーフレット

電気電子工学科を紹介するリーフレットです。
電気電子工学科リーフレット

進路・資格

主な就職先 (過去3年間の卒業生実績)

  • 味の素冷凍食品
  • NTTファシリティーズ
  • きんでん
  • コーセル
  • JR東海
  • JR東日本
  • JR西日本
  • 澁谷工業
  • 住友電設
  • 積水成型工業
  • 中部電力
  • TDKラムダ
  • 日本電産
  • 日本精機
  • 日野自動車
  • 日立プラントサービス
  • フジパン
  • 北陸電気工事
  • 三菱電機
  • 三菱電機ビルテクノサービス
  • マンダム
  • ユニ・チャームプロダクツ

以下の企業に就職した卒業生の学生時代の活躍を動画で紹介

取得できる推奨資格

  • 技術士補(卒業後技術士)
  • 情報処理技術者
  • 消防設備士 甲種・乙種
  • 施工管理技術検定
  • 危険物取扱者 甲種・乙種
  • 電気主任技術者(1種)
  • 電気工事士 1種・2種
  • 電気通信主任技術者
  • 陸上無線技術士 1級・2級
  • 特殊無線技士 第1級陸上・第2級海上
  • 工事担任者(DD種・AI種1〜3種・総合種)
  • エネルギー管理士(熱管理士・
    電気管理士)
  • 知的財産管理技能検定
  • 電気取扱業務安全衛生特別教育(認定)
  • CG-ARTS検定
  • ディジタル技術検定
  • ラジオ・音響技能検定
  • 日商簿記検定 2・3級
  • 実用英語技能検定 1〜準2級
  • 工業英語能力検定 1〜4級
  • 日本漢字能力検定 準1〜3級
  • 秘書技能検定 準1〜3級
  • 日本語検定 1〜3級
  • CAD利用技術者試験
  • 3次元CAD利用技術者試験
  • 家電製品エンジニア・アドバイザー
  • シスコ技術者認定
  • 照明コンサルタント
  • 映像音響処理技術者
  • FE試験
  • ITコーディネータ
  • 品質管理検定(QC検定) 1〜4級
  • 実用数学技能検定 1〜3級
  • TOEIC
  • ドイツ語技能検定試験 1〜4級
  • 中国語検定試験 1〜準4級
  • MOS
  • 韓国語能力試験
  • 現代用語能力検定
  • 語彙・読解力検定

取得できる教育職員免許状

高等学校教諭一種免許状(工業)

教育目標

<電気系(電気電子工学科・電子情報通信工学科)>
高度情報化社会の基盤である電気エネルギーやエレクトロニクス技術の基礎的学力を身に付け、実験と演習を重視した教育を行うことによって、工学的な問題の発見能力、解決能力、および応用能力を持つ創造性豊富な電気系技術者の育成を図ると共に、必要な専門資格、先端的研究への取り組み意欲、機械工学、材料工学、情報通信工学などへの適応力を持って実社会に貢献できる技術者の育成を目標とする。

<電気電子工学科>
エネルギー問題の関心が高まる現代社会において、電気エネルギーの有効活用が大きな課題となってきている。本学科では、高効率な電気エネルギー利用、高精度な電気電子制御技術、多機能な電子デバイス技術などの専門知識を修得し、複眼的で柔軟な考察力により、工学的な課題設定、計画遂行および課題解決能力を発揮できる技術者を育成する。

修得する知識・能力

@工学的基礎能力T
電気電子工学科の学習・教育目標を理解するとともに、工学分野における電気電子工学の重要性とこの分野の全体的な概要を理解することにより、専門的な学習への動機付けをし、自らの修学計画を立案できる。
A工学的基礎能力U
基礎的なレベルで、電子回路の特性解析および設計を行うことができ、それらを基礎的な問題に適用できる。
B物理・数学的基礎能力T
重要な専門基礎科目である電気回路に関する基礎知識を修得し、物理的・数学的考察により、電気回路の特性解析および設計を行うことができる。
C物理・数学的基礎能力U
重要な専門基礎科目である電気磁気学に関する基礎知識を修得し、物理的・数学的考察により、静電界、電流と磁界、電界と磁界の諸現象を定量的に捉えることができる。
D工学的基礎能力、設計・製作能力
過渡的な現象を解析する数学的手法を理解するとともに、ハードウェアとソフトウェアの両面からコンピュータシステムに関する基礎技術と応用技術を修得し、コンピュータの基本設計と制御システムへの応用について取り組むことができる。また、基本的なコンピュータ言語を用いたプログラミングを学び、具体的な数値解析法の例について、基礎的なレベルのプログラミングができる。
E工学的応用能力
様々な分野で利用される電気エネルギーの有効性について学び、電気機器、高電圧技術、プラズマ技術、電力の伝送方法について理解し、電気エネルギーに関する基礎知識を応用できる。
Fエレクトロニクス応用能力
現在のエレクトロニクス分野を支える電気材料、半導体工学について、各種材料および半導体素子の動作原理、特性を理解し、様々な分野での応用技術を修得し、それらを具体的に活用ができる。
G設計・製作能力
専門領域に関する物理量の計測手法、計測器の動作原理や信号処理法の基礎知識を理解できる。また、専門領域に関連する実際の装置や計器を扱うことにより、電気電子工学全般の基礎知識をより深めるとともに、測定手法や実験結果の評価方法・解析手法を具体的に適用できる。
H統合能力
プロジェクトデザイン過程を実践することにより、電気エネルギー、電気電子制御技術、電子デバイス技術などにおける新しい課題を自らが提案し、これまでに修得した知識・技術を用いてその課題を解決できる。これにより、技術者としての総合的な能力を活用できる。
I設計・製作能力、統合能力
回路設計および製図手法を理解し、電気電子工学分野で扱われる様々な機器、システム、デバイスなどに対する応用設計能力を身につけ、活用できる。このために、機器の開発・設計、資格取得に必要な法規、法令、施設管理などの知識を理解し、それらの重要項目について説明できる。
Jキャリアデザイン能力
電気電子工学に関する産業界の動向、求められる技術者像、就職環境などを正確に把握して、将来の進路を展望し、自らの進むべき方向を決定できる。
所在地一覧
921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1 TEL:076-248-1100
  • ハイ・サービス日本300選
  • JIHEE[(財)日本高等教育評価機構 認証評価]
  • JUAA[(公財)大学基準協会]

K.I.T.(ケイアイティ)は金沢工業大学のブランドネームです。

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