>数理工教育研究センターとは   >アクセス   >お問い合わせ   >センター利用状況グラフ   >金沢工業大学

平成20年度(2008年度)FD研修会

FD研修会の趣旨とテーマ

 今年度から数理工統合教育(工学部、環境・建築学部)と数理統合教育(情報学部、バイオ・化学部)の2系統の数理教育がスタートした。この新しい教育プログラムに対し、学生からもさまざまである。さらに、来年度(平成21年度)から2学期制のもとで上記の教育プログラムが実施される。
 一方、学士力の確保の観点から、教育の質の向上が求められており、本センターは今年度から「質の高い大学教育プログラム(略称 教育GP)」として『全入時代における『個』に対応する数理教育』を実施する。
 今回のFD研修会では、以上の経緯からか“全入時代における『個』に対応する数理教育”をメインテーマに据え、

  1. 平成21年度以降の2学期制のカリキュラムを円滑に進めるための討議・意見交換
  2. 授業と課外学習を連携させた教育GPプログラムの実施に対する討議・意見交換

を行った。

FD研修会での討議のポイント

  • 平成21年度の数理工統合、数理統合の教育内容、シラバス、統合課題などの討議
  • 平成20年度からスタートした統合課題での授業工夫、反省などの討議
  • 授業と課外学習との連携(正課への成績反映)についての討議

研修会の運営

■事前準備

  • 討議・意見交換の資料として、事前にアンケート調査を行い、意見等を収集した。

■事前学習

 「アンケート調査のための事前検討の資料」

  • 平成21年度の数理工基礎教育課程のカリキュラム(学内で決まった内容)
  • 平成20年度(春学期)の数理工教育センター利用アンケート集計結果
  • 教育GP『全入時代における『個』に対応する数理教育』の詳細資料

■研修会当日

11月29日(土)と11月30日(日)の2日間にわたり、グループ討議、まとめを行った。

1日目 13時30分から16時30分(グループ討議)
    19時から21時(グループ討議)

2日目 9時から12時(各グループまとめと発表)

■フォローアップ

  • グループ討議は、グループリーダーが司会を務め、各自準備した意見を説明(提案)してもらい、その意見に対し、グループ討議し、今回の研修会のテーマに対するグループの意見を纏めた。
  • グループの代表が全体討議で発表し、全体討議は議事録に残した。

FD研修会のまとめ

  1. 今回で、4回目の研修会であり、このようなFD活動が定着しつつあり、円滑な進行で、かつ実効的な研修会となった。
  2. 特に、平成20年度からスタートした新カリキュラム(数理工統合と数理統合の2系統制)に対し、多くの現状への意見や改善提案などが出された。
  3. また、来年度からの2学期制に変更されるにあたり、数理工統合、数理統合の教育内容やシラバス、教科書についても、多くの意見が出された。(2)とともに、これらの提案は、学事運営委員会に持ち帰って来年度からのシラバスや教科書に生かすべく検討することとした。
  4. また、今年度からスタートした教育GP“全入時代における『個』に対応する数理教育”への取組に対し、センター内での実施のコンセンサスを得た。ただし、課外学習の成果を正課(授業)の成績に反映させる点については、意見が2分した。この仕組みを実現していくには、もう少し時間が必要である。今後教育GP推進委員会を中心に検討する。