>数理工教育研究センターとは   >アクセス   >お問い合わせ   >センター利用状況グラフ   >金沢工業大学

平成19年度(2007年度)FD研修会

FD研修会の趣旨とテーマ

 工学基礎教育課程は、新入生が最初に本学の理数系教育に接し、本学に対して抱く第一印象を左右する課程であり、その印象が、出身高校の恩師を通じて次年度の応募学生数の増減に最短期間のフィードバックがかかる位置づけにあり、その教育力の改善と向上は、本課程に特有の重要な責務であると考えている。他方、本課程の教育に対する学生の満足度調査の結果は、やや改善は見られてはいるが依然高いとは言えない。 今回のFD研修会では、「学生の期待に応える工学基礎教育を目指して」をメインテーマとして、

  1. 平成20年度の数理工統合教育(工学部、環境・建築学部)と数理統合教育(情報学部、バイオ・化学部)をスムーズに進めるための統合課題のあり方と「授業満足度の向上を目指した討議・意見交換
  2. 工学基礎教育センター(A,B)の利用満足度向上策についての討議・意見交換

を行なった。

FD研修会での討議のポイント

 来年度のカリキュラムとして、 4 学部を意識した、数理工統合教育(工学部、環境・建築学部)と数理統合教育(情報学部、バイオ・化学部)の 2 本立ての新しい工学基礎教育が行われることになった。 一方、現在の工学基礎教育の授業に対する満足度は、今年度の KIT 総合アンケート調査によれば、昨年度より改善したが、まだ学内で下位に位置している。基礎教育(工学)は、入学者の期待に応えていないという指摘もある。また、今年度の学生のセンター利用は月を経るごとに、昨年度より減少傾向にある。
 これらを踏まえ、2つのテーマに合わせて、以下のポイントによる討議・意見交換を行う。

  • 平成 20 年度の数理工統合、数理統合の統合課題についての討議
  • 教科書の統合課題の事前学習(教員サイド)、授業工夫の検討会についての討議
  • 工学基礎教育センターの利用満足度を上げるための対応の討議

研修会の運営

■事前準備

  • テーマに合わせたチーム編成(メンバー構成、リーダー、サブリーダーの決定)
  • 研修会用事前学習用資料の準備

■事前学習

 研修会に先立って研修会参加メンバー全員が、本センターに対する学生の不満足事項についての調査結果に関する関連資料の検討の他、 CS 室からも説明をいただき、今回の研修会において不満足事項の解消策立案を促す一助とした。
 メンバーは各種検討用素材データをもとに自分の意見を整理し、チームリーターに「事前学習用レポート」を提出する (当日 参加できない人も、アンケート調査には回答)

 チームリーダーとサブリーダーは事前打ち合わせを行い、研修会当日までにメンバーの意見を集計し、メンバーにフィードバック

■研修会当日

本学セミナー研修施設にて実施(1泊2日)

1日目 チーム討議
 フィードバックレポートを参考に、チーム内で討議し、チームの意見をまとめる

2日目 全体討議
 各チーム30分間でチーム討議の内容を発表し、全体の意見交換を行う

■フォローアップ

  • 研修会で出たグループの提案・意見を整理し、学事運営会議(課程内の会議)で平成20年度の工学基礎教育のシラバスなどを決める。
  • 来年の教科書が新しくなるにあたり、『統合課題』の勉強会(ミニFD)を開催する。
  • 工学基礎教育センターの中に、『学習コニュニティー』という学びの場を試験的に開設する。
  • 最終的には工学基礎教育センターの全体会議で、実施を周知する。

研修プログラム

  • 日程:平成19年12月1日(土)・2日(日)
  • 場所:本学 池の平セミナーハウス(参加者28名)
1日目
スケジュール
様子
08:30 1号館前集合 2007年度FD研修会1日目イメージ
08:45 出発
12:00 池の平セミナーハウス到着、昼食
13:00 オリエンテーション
13:05 研修① 検討課題に対するグループ討議
16:30 休憩(屋内温泉など)
18:00 夕食
18:40 研修② グループ討議まとめ
20:00 懇親会【2階談話室】
23:00 消灯

 

2日目
スケジュール
写真
06:30 起床 2007年度FD研修会2日目イメージ
07:00 朝のつどい
08:00 朝食
09:00 研修③ グループ発表
12:00 昼食
12:30 セミナーハウス出発
16:00 本学到着